種類 | 洋画 | |
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レア度 | ||
買取価格 | 高い~お宝級 | |
備考 | – |
浅井忠は、日本の明治期に活躍、日本の洋画を確率させた人物家になります。1856(安政三)年、現在の千葉県の一部である佐倉藩士の子として生まれた彼は、少年期を佐倉で過ごしました。
そこで武芸や古典など、武家風の教育を受けた後上京し、1876年に工部美術学校に入学し、フォンタネージの教育を受けることになります。
フォンタネージの教育方法は、まずデッサンの模写から入って経験を積んだ上で実地描写に写るという、着実かつ現実的なものでした。
しかし1878年、西南戦争による政府の財政難などの原因から、フォンタネージが帰国したことを受けて、浅井も同志とともに退学します。
その後は勤務しながら独力で腕を磨いていくことになりますが、その腕の冴えは目覚しく、特に無名の農夫を描いた作品には、爽快な清々しさがあります。
これは、自然を何よりの師とするフォンタネージ流の下地に加え、写真という超リアル感ある新技術からも背を向けなかった浅井の強さによるものです。
彼は写真を否定せず、かといって安易な同調をすることもなく、明治23年に描いた代表作「収穫」は光と温かさを見て取ることができる、当時の日本では画期的な画風に至りました。
その実力は、日清戦争への従軍やフランス留学といった得がたい体験によって壮年期以降も実力を積み重ねました。
一方彼は、蓄積した技術を自分だけのものとはせず、フランスから帰国するや様々な場所で教鞭を取り、後進育成に尽力します。
安井曾太郎、梅原龍太郎、石井柏亭と言った、戦前前後画壇をリードした英才たちを次々と輩出するなど、その功績は極めて大きいものがあります。
また、正岡子規ら文人とも交流があり、夏目漱石「坊ちゃん」に登場する深見画伯のモデルは浅井だとも言われています。
日本画的素養や日本文化に裏打ちされた浅井の作品は、今なお非常に高く評価されています。
もちろん状態にもよりますが、小品でも2万円以上、大作なら20万円前後の買取価格が望めます。
油絵絵・水彩画なら数百万円になる作品もあります。
『浅井忠』を損せず高額買取してもらう方法とは?
1,買取実績のある専門業者に申し込む
洋画など絵画はリサイクルショップでの買取りも可能です。
しかしリサイクルショップでは正確な鑑定はできず、数百円や1,000円程度の買取りになることがほとんどです。
骨董品を専門としている業者へ売る方が高く売れるのです。
2,査定は2社以上がおすすめ
骨董品専門業者であっても、査定には価格差が発生します。
業者によって高額買取りになる商品が異なるため、場合によっては数万円も金額が変わってきます。
そのため、2社以上で査定を受けることが高額買取りのポイントになります。
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