種類 | 洋画 | |
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レア度 | ||
買取価格 | 高い~非常に高い | |
備考 | – |
「吉井淳二(よしい・じゅんじ)」は文化功労者や文化勲章に選ばれたこともある洋画家です。
彼は1904年(明治37年)3月6日に現在の鹿児島県曽於市で生まれました。鹿児島県内の中学校を卒業後、画家になるべく上京して東京美術学校洋画科に進学しています。
その後は二科会の中心人物として昭和36年に理事長に就任し、戦後の洋画壇に貢献しました。
さて、彼の作品は時代ごとに作風が少しずつ異なっています。戦前に描いていたのはスタンダードな風景画が多く、日常生活の中に見える素朴な風景を重厚なタッチで描いているのが特徴的です。
戦後になってからは『屋久の娘』や『浜の女たち』に代表されるような地域色の強い作品を手掛けるようになります。風景だけでなく人物像も描き出すことで、そこに生きる人々を躍動的に描いています。
戦後しばらくして現代に入るとさらに作風を変え、「市場シリーズ」を描くようになります。外国の市場で日常的に繰り広げられている風景を写実的に描写しています。
どの時代の作品も写実性と描かれている人々の生き生きとした表情が印象的で、彼が「その土地に生きる人々」を重要視していたことが分かります。人の表情に着目し、生活ぶりを描いたのです。
彼は100歳に至るまで制作活動をやめることなく、生涯現役の画家として活躍し続けました。100歳の時に描かれた作品『ロバと駆者』は年齢を感じさせない丁寧な描写と写実性を感じさせる1枚になっています。
「吉井淳二」が手がけた洋画には1枚につきおよそ10,000円から100,000円前後の買取金額がついています。戦前の作品については太平洋戦争時に多くが消失してしまっているため希少価値が高くなっています。
『吉井淳二』を損せず高額買取してもらう方法とは?
1,買取実績のある専門業者に申し込む
洋画など絵画はリサイクルショップでの買取りも可能です。
しかしリサイクルショップでは正確な鑑定はできず、数百円や1,000円程度の買取りになることがほとんどです。
骨董品を専門としている業者へ売る方が高く売れるのです。
2,査定は2社以上がおすすめ
骨董品専門業者であっても、査定には価格差が発生します。
業者によって高額買取りになる商品が異なるため、場合によっては数万円も金額が変わってきます。
そのため、2社以上で査定を受けることが高額買取りのポイントになります。
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