【ラウシェンバーグ(ロバート)】の買取価格、相場と詳細について

ロバート・ラウシェンバーグは二十世紀を中心に活躍したアメリカの現代芸術家です。

１９２５年生まれの彼は、第二次世界大戦の兵役を経て、美術学校に通い始めました。彼が学ぶ段階を終えて、作品を発表し始めたのは１９５０年代半ばの頃です。

その際発表されたベッドは、掛け布団をキャンバスに見立て、枕をつけて着色するという衝撃的なものでした。画材ではない生活器具が芸術となったのです。

こうした生活と芸術が結合したような作風は、コンバイン・アートと呼ばれ、芸術の世界に新たな流れを作り出していくことになります。

従来の、作風に変化はあっても変わらずに高級で堅実な下地があった現代芸術とは真逆の価値観を提示したのです。

言わばポスト・モダンの先駆けとも言える格好であり、その予測不能とも言えるパワーは、必然的に周りを惹きつけていきました。

また、ラウシェンバーグは一つの型にはとどまらず、後年になって既存の新聞記事や写真をシルクスクリーンで多数転写し、別作品を生み出すようになります。

これは最新鋭の転写、コピー技術とコラージュ手法を融合させたものと言え、技術によって「技法」を登場させた形とも言えるでしょう。

そして、彼に取り込まれた記事や写真の数々は、従来とはまったく違う「意味」を持つわけで、極めて「創作的」とも言えました。

さらに彼は立体造形にも積極的に取り組み、後年になっても「生活」や「日常」を「芸術」を密着させる試みは続けられました。

世界的にも評価が高く、日本においても長年の功績に対し、高松宮殿下記念世界文化賞が贈られています。

キャンバスにはこだわっていなかったものの、「平面」を舞台とする作家でもあり、中古市場でも非常に人気が高い作家です。

彼の極めて独自な世界を楽しめる平面作品の買取価格は高く、ポスターでも状態が良いものなら1万円以上の値がつくことがあります。

また、リトグラフであれば5万円から10万円以上、大きな作品では100万円の価値がついています。

『ラウシェンバーグ(ロバート)』を損せず高額買取してもらう方法とは？

洋画など絵画はリサイクルショップでの買取りも可能です。

しかしリサイクルショップでは正確な鑑定はできず、数百円や1,000円程度の買取りになることがほとんどです。

骨董品を専門としている業者へ売る方が高く売れるのです。

骨董品専門業者であっても、査定には価格差が発生します。

業者によって高額買取りになる商品が異なるため、場合によっては数万円も金額が変わってきます。

そのため、２社以上で査定を受けることが高額買取りのポイントになります。

下記は、全国どこからでも買取可能な優良業者のみをランキング形式で比較しています。