画家種類洋画
レア度
買取価格少し高い~高い
備考

真野紀太郎は、明治から昭和にかけて活躍した、日本の洋画家です。1871年に生まれた彼は、少年期に上京し、語学を修めてから画業の道に進みます。

油絵と水彩画を学びましたが、長じて水彩画を専門とするようになり、日本水彩画会研究所の創設に関わるなど、日本水彩画の草分けとして活躍しました。

明治、大正、そして昭和と常に作品を発表し続け、戦争の影響で疎開して以降も筆を止めることはありませんでした。

また、長く教職にも携わり、前途ある若者を育てることにも注力しています。

真野の画風の最大の特徴は、「薔薇」にあります。彼は薔薇を非常に愛し、一生のテーマとして描き続けていました。

題材として関心を持つのみならず、自ら栽培するほどその情熱は強いものがあり、作品にも素晴らしく反映されています。

たとえ色紙に描かれた一輪の薔薇の花であっても、その瑞々しさと生命力は周りを惹きつけてしまうほどですし、多くの薔薇が集まる作品は、壮観の趣きがあります。

しかもその色遣いは実に柔らかく温和でもあり、鑑賞する人に、忙しい日常の中で忘れていたゆとりを思い出させてくれるほどです。

特に近年になり、薔薇の名手として再評価がなされるようになってきており、水彩画の良い意味での軽さとあいまって、人気が高まっているようです。

また、壮年期以降に旅した海外各国の風景や、戦時中疎開することになった十和田の湖の絵も作品として残しています。

薔薇で見せたふんわりとした柔らかさは風景画においても健在で、鑑賞者の心を和ませてくれるものがあります。

大きさや状態によっても違いますが、買取価格は色紙でも5,000円以上、水彩画なら15,000円以上が見込めます。

特に評判の良かった薔薇の絵で大物ならば、30,000円以上になることもあるようです。

『真野紀太郎』を損せず高額買取してもらう方法とは?

1,買取実績のある専門業者に申し込む

洋画など絵画はリサイクルショップでの買取りも可能です。

しかしリサイクルショップでは正確な鑑定はできず、数百円や1,000円程度の買取りになることがほとんどです。

骨董品を専門としている業者へ売る方が高く売れるのです。

2,査定は2社以上がおすすめ

骨董品専門業者であっても、査定には価格差が発生します。

業者によって高額買取りになる商品が異なるため、場合によっては数万円も金額が変わってきます。

そのため、2社以上で査定を受けることが高額買取りのポイントになります。

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