画家種類洋画
レア度
買取価格少し高い~高い
備考

「カルズー(ジャン)」は20世紀のフランスで活躍した幻想画家です。

彼は1907年にシリアで生まれました。17歳の時にフランスに移住してきており、その後モンパルナスの美術アカデミーで芸術の基礎を修得しています。

1930年前後から自由出品の展覧会であるサロン・デ・シュール・アンデパンダンに出品し、自ら画家として名を挙げようとしました。

当時は作品制作だけでなく新聞や雑誌で挿絵を担当して生計を立てていました。こうした色々な方面での仕事が少しずつ認められ、1939年にはパリで自身初の個展を開きました。

彼が描いていたのははじめは抽象画でした。しかし抽象画の表現では物足りなくなったのか次第に具象画へシフトしていきます。

彼の作品の中心となるのはお城や風景、果ては女性の姿まで様々です。しかしそれらは共通してシャープな描線で描かれています。

さらには赤、青、緑、オレンジといった彩色の中からどれか1つを中心として構成するという独特の色彩感覚が見られます。この2つの特徴を併せ持つカルズーの作品には独特の世界が広がっているのです。

以上のようにカルズー独自の画風を確立したこともあり、彼は数々の賞と名声を手に入れていきます。

1954年にはフランス最高峰の賞の一つであるイル・ド・フランス大賞を受賞しました。また、日本でも毎日新聞社が主催した東京国際絵画ビエンナーレにおいて文部大臣賞を獲得しました。

これにより世界中に彼の名は広がることとなり、世界中で個展が開催されるようになりました。彼自身の仕事の範囲も広がっていき、舞台美術を手掛けるようにもなりました。

「カルズー(ジャン)」が手がけた洋画には1枚につきおよそ5,000円から100,000円前後の買取金額がついています。

『カルズー(ジャン)』を損せず高額買取してもらう方法とは?

1,買取実績のある専門業者に申し込む

洋画など絵画はリサイクルショップでの買取りも可能です。

しかしリサイクルショップでは正確な鑑定はできず、数百円や1,000円程度の買取りになることがほとんどです。

骨董品を専門としている業者へ売る方が高く売れるのです。

2,査定は2社以上がおすすめ

骨董品専門業者であっても、査定には価格差が発生します。

業者によって高額買取りになる商品が異なるため、場合によっては数万円も金額が変わってきます。

そのため、2社以上で査定を受けることが高額買取りのポイントになります。

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