棚種類茶道具
レア度
買取価格少し高い~高い
備考

棚とは、茶道において、茶器を収納し、またより良く飾り見せるための用具の一つです。

現在でも食器やお茶碗などを入れる棚のことを「茶棚」と言いますが、茶道で用いられるものは、それよりずっと簡素です。

茶道では一般に「棚物」とも呼ばれ、お点前に際して飾り置く形になっています。

天地二ヶ所に板があるものと、間にもう一つ板が挟まっているものがありますが、見せる関係上ガラスで覆われたりはしていません。

また、そのサイズは畳を基準にしており、四畳半以上の広間にて使われるのが定法で、それ以下の小間では用いません。

ちなみにかの千利休は、三畳以下という徹底した小間を作り上げ、わびさびを追求したとも言われています。

棚物にも、丸型や角型、あるいは一部の板が外れるものまで、実に色々な様式がありますが、それは茶器と茶席を彩る意識と直結しています。

だからこそ、流派間はもちろん、代々の家元ごとに異なる好みがあり、それが雰囲気を出す助けにもなっています。

厳しい作法が存在し、また、茶器に関しては流行り廃りもある分、棚選びはより直接的に、独自の「色」を出せる要素だと言えるでしょう。

もちろん現代では家元ごとの「好み」の蓄積もありますので、比較的自由に代々の様式をなぞり、楽しむこともできます。

一般的な茶棚とは違い、また小間に限れば不要な道具でもありますが、その面白さや、作動での必要性もあり、骨董としては人気があります。

数千円程度の安価な棚もありますが、伝統工芸品なら1万円以上の買取価格も望めるでしょう。

また、唐物流の造作が尽くされていたり、漆塗りや寄木などの匠の技がある名品であるならば、5万円程度の買取価格も見込めます。

『棚』を損せず高額買取してもらう方法とは?

1,査定は骨董品鑑定士に

茶道具は高価な品物だと100万円を超えることもある骨董品です。

リサイクルショップではこのような茶道具を正しく鑑定するのは難しいでしょう。

安い価値をつけられないためにも、査定は骨董品鑑定士にお願いしましょう。

2,買取り金額アップなら2社以上

あまり知られていませんが、茶道具など骨董品の買取り金額は買取業者によって差があります。

高価な品物であれば10万円以上の差がつくこともあるほどです。

買取り金額アップには2社以上で査定をすることが重要です。

下記は、全国どこからでも買取可能な優良業者のみをランキング形式で比較しています。