種類 | 焼き物 | |
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レア度 | ||
買取価格 | 少し高い~高い | |
備考 | – |
赤膚焼(あかはだやき)とは、現在の奈良県の五条山近辺で焼かれた焼き物のことを指します。豊臣秀吉の弟、秀長が窯を開かせたとも言われています。
赤い肌という名前の通り、素地の土に赤みが強いのが特徴で、それ故に乳白色などの釉薬が映える強みがあります。
茶人として知られる小堀遠州は、秀長の側近、小堀氏の子でもあったためか、いわゆる遠州やその一問が選んだとされる「遠州七窯」にも数えられていました。
つまり秀長没後、豊臣家滅亡後も焼き物の生産が行われていましたが、その評判が真に世の中に広がったのは江戸の後期に入ってからのことです。
当時の藩主柳沢家の保護のもと地力がついていったのはもちろん、幕末に名工奥田木白が出現したのが大きかったんですね。
元々木白は陶芸とは何の関係もなく、三十代半ばで趣味で楽焼を始めるようになった程度だったのですが、その技は天才的なものがありました。
楽焼をマスターするのみならず、各地の名品の写しなどを次々と仕上げていき、「諸国模物(しょこくうつしもの)」どころと称されるほどでした。
このことで手技的な弱みが一切なくなり、赤膚焼は、自由自在の器作りができる下地が出来上がったのです。
一方、赤身のある素地を乳白色の釉薬で覆った「奈良絵」は赤膚焼ならではのもので、きつくない白色の優しさが素晴らしい逸品です。
塗りの厚みなどの要素を調整することで、優しい赤みを示せる風合いは鮮やかな飲み物や食べ物が増えた現代向きでもあり、人気を博しています。
買取価格に関しては、安いものですと1,000円以下ということもありえます。
しかし、有名作家による作品なら2万円以上、また中興の祖とも言える木白の作であれば、安くとも20万円程度の値がつくこともあります。
『赤膚焼』を損せず高額買取してもらう方法とは?
1,専門の骨董品買取業者で鑑定
焼き物の買取りはリサイクルショップでも可能です。
しかし鑑定には高い専門知識が必要なため、リサイクルショップでは正しい価値で買取りされない可能性があります。
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