宝寿は、広島県の藤井酒造株式会社が醸造している日本酒です。江戸期からの創業で、進化によって時代をリードしてきた蔵元の一つです。

元々、広島地方は水の質が柔らかめで、日本酒造りには適さないとも見られてきましたが、明治期、技術革新が起こり、軟水仕込みが可能になってきました。

すると、従来のカチっとした日本酒とは別種のまろやかさを持つ柔らかいお酒が流行となり、藤井酒造の評判も高まっていくことになります。

特に「龍勢」は高く評価されることになりましたが、その藤井酒造の別ブランドがこの「宝寿」となるわけですね。

その由来は、昭和天皇ご生誕の折、新聞各紙の見出しに「宝寿、宝寿」の文字が躍ったことで、祝賀の雰囲気を追求したのが発端のようです。

現在ではあまり使われることはありませんが、確かに文字としてみると素晴らしく縁起が良く、お酒の名付けにもピッタリですね。

技術の進展によって評価を得たものの、伝統を決して忘れることなく、古式にも忠実にのっとって造られた宝寿の評判は上々です。

嫌味な感じや妙な変化球はなく、グイっと飲むと辛さがピシリと口中を満たす充実感は、まさしくクラシカルな「お酒」といった感じ。

お米由来の香味も旨みもしっかりとしているので、和食をはじめとするお料理と一緒に味わうのに最適で、期待外れということがありません。

日本酒が大好きな方のためのお酒とも言えますし、さらに加えるならば、キレはあっても当たりのきつくないお酒が好きな方に向いています。

和食と言っても妙に手の込んだものではなく、煮魚やスルメを肴にきゅっとやりたい感じの銘柄ですね。

故事にあやかるわけではなくても、実に縁起が良い銘柄、誠実な造りのために、贈答用には最適です。お祝いの席に用意すると喜ばれるかも知れません。

買取価格としては、「生一本 純米」が500円ほどになっています。

『日本酒』を損せず高額買取してもらう方法とは?

1,リサイクル店の査定額は安い

全国にある中古リサイクル店ではお酒も買取りしてもらえます。

しかしお酒の査定士などはおらず、安い販売価格に合わせて買取価格も安く設定されてしまいます。

そのためお酒専門の買取業者へ査定を出す方が金額アップにつながります。

2,見積もりは複数社だと高くなる

お酒の見積もりは買取業者で金額差があります。

例えば「黒龍 720ml」の場合、1社目が13,000円で2社目が21,000円という例があります。

このように金額差が大きいことがあるので、見積もりは複数社に出して一番高い業者へ売る方法がお得になります。

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