あまり知られていないことですが、お酒はネットから買取りをすることができます。
飲み物ですが未開封であれば中古として売ることができ、高いお酒なら1本数万円~10万円以上で買取りされています。
自宅にある飲まなくなったお酒、ギフトでもらって保管したままになっているお酒などは現金化できるのです。
しかし、なにも知らずに売ってしまうと買取金額が安くなり、損をすることがあります。
そこで、このページでは誰でも買取価格がアップする4つのポイントをご紹介しています。
これからお酒を売りたい人は参考にしてみてくださいね。
買取価格がアップする4つのポイント
お酒を1円でも高く売るならぜひ知っておきたい、4つのポイントを順にご紹介していきます。
はじめてお酒を売るという方でも簡単に実践できますよ。
1.複数社での査定がお得!
お酒の買取業者は基本的には相場価格で買取りをしてくれるのですが、実は業者によって買取金額に差があります。
それぞれの買取業者で買取りが得意な銘柄というものがあり、同じ銘柄でも店によって買取金額が異なるのです。
そのため複数社で査定をすることが重要になってきます。
例えば、買取業者によってこのような価格差があります。
A社 | B社 | C社 | |
---|---|---|---|
山崎 12年 ピュアモルト | 12,000円 | 11,000円 | 16,000円 |
レミーマルタン ルイ13世 観音開き | 16万円 | 15万円 | 12万円 |
魔王 1800ml | 2,000円 | 4,000円 | 3,500円 |
価格差がある銘柄では2倍も買取価格が違っています。もし安い買取業者だと損をしてしまいます。
そのようにならないためにも、売る前に複数社で査定をすることが高額買取りのコツになります。
たいていの場合、買取業者の公式サイトから電話や問い合わせフォームから銘柄を伝えて買取価格を教えてもらうことができます。
2.付属品を揃えると高くなる
購入時に箱が付属していた場合、箱もセットで査定が行われます。
例えば「ヘネシーXO クリアボトル 金キャップ」の場合、箱が欠品していると買取相場は12,000円程度ですが、箱があると15,000円~17,000円程度までアップします。
高価な「カミュ ジュビリー バカラ」は付属品として箱・クリスタル替栓がついています。
付属品がない場合は50,000円以下になりますが、付属品が揃うと60,000円~70,000円が見込まれます。
このような人気があり高級なお酒は、特に付属品によって変動が大きくなるので覚えておきましょう。
3.高価なお酒は買取率が高い
これはお酒に限りませんが、やはり販売価格が高いお酒ほど高く売れます。
お店にとっても利益の大きな商品であるため、買取価格の割合が一般のお酒より大きくなります。つまり買取率が高くなるというわけです。
例えば「ザ・マッカラン 30年 ファインオーク」は40万円前後で販売されていますが、買取価格はなんと25万円~30万円と販売価格の50%を超えています。
販売価格が高いお酒は、売る側にとってもメリットが大きくなるのです。
4.希少価値が高いお酒も高くなる
希少価値が高いお酒は販売価格に関わらず、相場買取価格よりも高くなります。
「森伊蔵 1800ml」や「ヘネシー リシャール」など希少価値が高くて有名なお酒は、販売価格の50%くらいで買取りされています。
「純米吟醸酒 山川草木」などはお店によっては値段を決めておらず、流通時期によっては販売価格並の買取価格になる可能性もあります。
このように希少価値の高いお酒を持っていれば高額買取りが期待できます。
減額になるケース
未開封であっても、相場価格より減額されて買取りされるケースがあります。それらもご紹介しておきます。
コンディションにより減額
ラベルが汚れている場合、長期間の保管で起きる目減り、また成分の沈殿物である澱(おり)が発生している場合、上限買取価格から減額されます。
ワインの場合はコルクの乾燥具合もチェックされます。
少しでも状態をキープできるよう、保管温度は重要になります。
日本酒・ワイン・シャンパンなら野菜室、ブランデー・ウイスキー・焼酎なら冷暗所が適しています。
ワインやシャンパンはワインセラーがあれば一番安心です。品質の良いワインセラーなら湿度管理もしてくれるので、コルクの乾燥を防ぐことができます。
温度管理をすることによって風味の劣化を遅くすることができ、査定の際に有利になります。
日本酒・シャンパンは期限がある
アルコール度数の低い日本酒とシャンパンは、ブランデーやウイスキーに比べて風味が落ちやすい特徴があります。
特に日本酒の場合は6ヶ月程度で風味の劣化が起きるとされていて、買取業者も製造日から半年経過したものは買取不可としています。
業者によっては日本酒を買取りしないケースもあり、日本酒を売りたい場合は買取対象であるか事前に確認が必要になります。
シャンパンもドン・ペリニヨンのようなヴィンテージものなら数年の保管は大丈夫ですが、ノンヴィンテージものだと風味が落ちるまで1年程度となっています。
このようにアルコール度数の高くないお酒は、できるだけ早く売ることがポイントになります。
実際に買取りをした体験談
<52歳・男性>
飲まないウイスキーを売りたく、パソコンから買取店を何店舗か探しました。
実際に査定をしてもらうと、思っていたよりも高い銘柄がありラッキーでした。
時期やタイミングによっても買取価格は変動するのだそうです。
<46歳・男性>
保存状態がよくないお酒と飲まなくなったお酒を買取りしました。
ラベルが傷んでいる年代物のウイスキーは安くなると思いましたが、人気銘柄だそうで高額な金額になりました。
1本1本の査定額も把握できたので、納得して売ることができました。
ヤフオクと買取業者はどっちがお得?
お酒を売るには、ヤフオクのようなネットオークションを利用するか、リサイクルショップ、お酒買取業者へ売る方法があります。
- ネットオークション(ヤフオクなど)
- リサイクルショップ
- お酒買取業者
それぞれのメリット、デメリットをご紹介してみましょう。
ネットオークション
ネットオークションで有名なのはヤフオクです。利用した経験のある人も多いと思います。
■メリット
ヤフオクは、上手くいけば買取価格が高くなることがあります。
出品したお酒を複数の入札者が争ってくれれば、金額が高くなることがあります。入札者の人数が多い時ほど価格が上がりやすくなります。
■デメリット
デメリットは、オークション利用料が引かれることです。
オークションに出品するためにはヤフーのプレミアム会員になる必要があり、月額498円がかかります。
そして落札された金額に対して8.64%の落札手数料が引かれます。15,000円で落札された場合は1,296円が引かれます。
多少高く売れたとしても諸経費のマイナスも計算しておく必要があるのです。
そして最も大きなデメリットは、手続きに手間がかかることです。
お酒の写真を撮影して画像をアップロード、商品説明の記入、落札された際はダンボールに梱包します。割れ物なのでクレームが出ないよう緩衝材も丁寧に入れないといけません。
そして宅配で発送してようやく完了となります。
もし、自宅に10本ほどお酒があって全て売りたい場合は、この作業を10回繰り返すことになります。
何本も売りたいお酒がある場合はネットオークションは大変な労力が必要になります。
- 出品する手続きに時間がかかる
- たくさんのお酒を売る場合、その本数分の出品作業が必要
リサイクルショップ
最寄りのリサイクルショップへ売る方法です。
■メリット
リサイクルショップは全国各地にあるので、手軽に利用ができます。
査定時間が短いため買取りは短時間で終わります。処分したいお酒を売る場合に適しています。
■デメリット
直接店舗へ持って行く必要があります。
1本ならよいのですが、コレクションで多数のお酒を売りたい場合は持ち込むのが手間になります。
買取価格は相場よりも安くなります。
例えば「山崎 12年 ピュアモルト」の一般的な買取相場は15,000円ほどですが、リサイクルショップの買取価格は8,000円程度と、半額近くまで下がります。
リサイクルショップでは来店するお客が通常より安い金額の商品を買いに来ているので、相場価格では売れないのです。
そのため、店側としては本来の価値よりも安く買取りすることになっています。
- 何本もある場合は持って行くのが困難
- 買取価格が相場よりかなり安い
お酒買取業者
お酒の買取業者の存在はあまり知られていませんが、実はネット上でお酒専門の買取業者が買取サービスを行なっています。
■メリット
買取価格は相場の金額で買取りされるので大きな失敗がありません。
買取り方法に出張買取、また宅配買取が利用できます。
出張買取の場合、査定員が自宅まで来てくれるため自宅にいながら売ることができます。業者によっては申込みの当日訪問が可能です。
お酒が10本でも20本でも、まとめて買取りしてくれるので一気に処分できます。
「出張料や査定料金がかかるのでは?」
と思われるかもしれませんが、当サイトがご紹介している買取業者では出張料・査定料はかかりません。無料で自宅まで出張買取をしてくれます。
出張買取をしていない買取業者の場合は、宅配買取を受け付けています。宅配買取りでは業者によりますが無料で梱包資材を届けてくれるので梱包作業が楽になります。もちろん送料も無料です。
買取業者を利用する前に、数社で査定額を聞いて一番高い業者に売るという方法も可能です。
■デメリット
買取業者によってお住まい地域や買取本数によって宅配買取りのみになることがあります。
また買取り申込みが混んでいる地域は、申込みから訪問まで日数がかかることがあります。
- 出張買取なら自宅にいながら買取りができる
- たくさんのお酒もまとめて売ることができる
買取方法比較表
上記の3つの買取方法を表にまとめてみました。
手間 | 期間 | 買取価格 | 注意事項 | |
---|---|---|---|---|
ネットオークション | 1本ごとの出品が必要 | 1週間程度 | 高い場合有り | 落札者のクレーム |
リサイクルショップ | 持込みが必要 | 当日 | 相場の半額程度 | – |
お酒買取業者 | なし | 最短当日 | 相場価格 | – |
お酒が1本であればネットオークションやリサイクルショップも選択肢に入ると思います。
ただ手間がかからず簡単に売るならお酒買取業者が便利です。数社で査定額の比較ができるのもメリットです。
宅配買取りになる場合でも、梱包して集荷依頼をして配達員に渡すだけなので難しくありません。本数が多いほど、労力なく売れる方法が便利になるでしょう。
お酒買取業者を利用した体験談
<62歳・男性>
コレクションしていたお酒の売却を考えていました。しかし10本以上あるため、お店へ持って行くのが面倒で保管していました。
知り合いに聞くと出張買取のお店があるとのことで、早速申込みました。
申込みの翌日にはスタッフの訪問があり、短時間のうちに全て処分できました。
<55歳・男性>
ネットで見つけたお酒買取のお店を利用し、ブランデーやワインを売りました。
出張買取のため私は何もせず、楽に買取りができました。
万一買取りをキャンセルしても料金はかからないということで親切なサービスだと思います。
まとめ
- 複数社で査定してもらおう
- 付属品・保管状態は重要
- お酒買取業者に売るのがベスト
- 出張買取で簡単に売れる