「シャトー・ピック・カイユ」はフランスで生産されているボルドーワインの生産者です。
このシャトーがあるのはボルドー空港近くのメリニャック村です。この地に存在する最後のシャトーと言われています。
シャトーの名前にもなっている「カイユ」という言葉はフランス語で小石という意味があり、この地の土壌に大きく関係しています。
シャトーの歴史は1758年からスタートしており、ボルドーの古いシャトーを再建したラクロットという人物の邸宅として建築されました。彼は20ヘクタールの畑を持っており、ワインを製造してナポレオンに献上していました。
現在の醸造責任者はニコラ・ルクレール氏であり、彼は1993年からこのシャトーで働きながら最上のワインづくりのための方法を研究し続けてきました。
2000年代に入るとさらに有名醸造家を招き入れてその技術を取り入れることでさらにその製造法を一新させてきました。つまり、最新鋭のワインづくりをこのシャトーでは行っているのです。
ワイン造りにおける考え方、その技術は最新ですが、その風味はそんな印象とは大きく異なります。一言でいうならば非常に「古典的」で、ボルドーワインが本来持っている華やかさとエレガントさを見事に両立しています。
スタンダードなボルドーワインのスタイルを持っていますが、その一つ一つのレベルが非常に高レベルでまとまっているため、そのバランスも秀逸です。
まさにボルドーワインの真髄を行くこのシャトーのワインにおける辞書には「期待外れ」という言葉は存在しません。我々の期待を裏切ることなく、安定したおいしさを提供し続けてくれることでしょう。
「シャトー・ピック・カイユ 1993年」のお酒には1本につきおよそ2,000円前後の買取価格がついています。
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