萬座は、沖縄県の合資会社恩納酒造所で製造された泡盛です。沖縄の中でも観光地に近い万座毛にある酒造所で、恩納村では唯一の拠点となっています。
古酒(クース)で名高い沖縄泡盛ですが、恩納酒造所が創業したのは1949年のこと。
戦争が終結し、米国統治下であるものの、伝統的で皆に愛される泡盛を造ろうと、村人十人が力を合わせて創業したのが、酒造所のおこりです。
萬座という名前も、万人に好かれるようなお酒をということで付けられたネーミングですね。
元々は家畜を飼う小屋の中にお酒を入れるかめや蒸留用の設備を導入したという極めて簡素な環境でしたが、今日では大いに成長しました。
最近では、懐中に一旦沈めた泡盛を仕上げていった「しんかい」を発売するなど、独自性にますます磨きをかけています。
「萬座」に関しては当地で有名な嘉真良井から湧き出てくる清流で仕込み、たっぷりと熟成させた泡盛は、他とは違う妙味があると評判を得ます。
そして、南極の昭和基地にまで贈られ、大好評を得るなど、国境を越えた極地でもその実力は発揮されることになったのです。
度数を抑えて飲みやすくなった「マイルド」タイプなど、バリエーションが豊かなのも特徴です。
その味わいに関しては、甘味と濃厚さに優れ、良い意味で泡盛らしくない雰囲気を持っていると好評ですね。味の濃いお料理にも負けることはありません。
タフで面白みがありながらも、伝統にとらわれない斬新さも持っていて、全国的な人気も期待ができる銘柄と言えますね。
買取価格の上限は、1800mlの「萬座古酒」が1,300円ほど、「萬座 47度」が1,600円ほどになっております。
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