巌窟王は、宝酒造株式会社が造っている焼酎ブランドです。歴史的名作として知られるデュマの小説、「モンテ・クリスト伯」の通称とも重なった名称です。

その最大の特徴は、大分県にある天然の洞窟の中に置かれて熟成するという、何とも野性的な製造工程です。

しかも容器として造られる大かめには、華美な装飾はおろか釉薬すら施されておらず、実に秘蔵されたお宝のような風情が漂います。

しかしながら、これは単なる演出的手法ではありません。選定された天然の洞窟は、一年中温度がほぼ一定で、お酒の熟成を進めるには最適なのです。

さらにかめに釉薬を塗っていないので物質の微妙な作用や「呼吸」を一切邪魔することはありません。

したがって、ますます完璧な熟成を進められることになっていくわけですね。

ずっと暗い洞窟の中でひたすら時を待つ「彼」の姿は、まさしく小説の中の「巌窟王」そのままの雰囲気と貫禄といったところです。

また、その素材も黄麹と香り付けのための酵母を加えられた「三段仕込み」という入念さで、元々優れた素質を持っていた巌窟王そのままのイメージです。

非常に高い「エンタメ性」を誇りつつも、全ての要素がよりベストな酒造りに向いているという極めて異色のお酒と言えるでしょう。

その味わいは、清酒的な要素も加えられたことで、上質の日本酒の香りをほのかに漂わせつつも野性味があり、口に含んでも濃密な力感が堪能できます。

紳士の端正さと荒々しいパワーを併せ持つクリスト伯を強くイメージさせるこのお酒は、奇をてらわず真っ向から飲むのがベターな雰囲気です。

「彼」に厳格に付き合うようにロックにして華やかな風味を楽しむもよし、和食などのお料理と合わせ「対話」を楽しむのもよしという一本です。

熟成系の焼酎として極めて仕上がっているお酒だけに、食通から焼酎ビギナーまで幅広い層に向くお酒ではないかと思います。

極めて質が高い上に「分かっている」造られ方もしていますので、デュマの小説のファンだったりする方には特に大いにオススメできますね。

買取価格は1800mlの「巌窟王」が1,000円ほどとなっています。

『米焼酎』を損せず高額買取してもらう方法とは?

1,お酒買取専門店を利用する

お酒はリサイクル店でも売ることができます。

しかしリサイクル店ではどんな商品でも相場より安く販売するため、お酒の買取価格も安くなってしまいます。

一方、お酒買取専門店であれば、相場の価格で買取りしてくれるので、高価なお酒は高額買取りになります。

2,買取りは2~3社の査定がお得

買取業者は銘柄によって得意不得意があります。高く買取りできるお酒もあれば、安くなるお酒もあります。

その金額差は大きくて2倍にもなります。そのため、1社だけで査定をすると損をする可能性があります。

2~3社などなるべく多くの査定を受けることが高額買取りのコツになります。

下記は、全国どこからでも買取可能な優良業者のみをランキング形式で比較しています。