「ワイルドターキー」はアメリカ・ケンタッキー州で製造されているウイスキー(バーボン)です。
このウイスキーを作っているのはオースティン・ニコルズ社です。この名前のお酒の歴史をたどっていくと1940年代までさかのぼります。
当時の社長が毎年恒例となっていたハンティングイベントの中で友人たちにバーボンを振舞っていました。それは予想以上に好評で、彼の仲間の一人が「ワイルドターキー」と命名しました。
この当時のハンティングで獲物とされていた動物が七面鳥であり、この不思議な名前はイベントの内容を表すものだったのです。
さて、ワイルドターキーの原料には様々な穀物が使用されています。しかしながらその配分比率は門外不出のもので、明らかになっていません。
蒸溜所の責任者であるジミー・ラッセル氏は秘密の原料配分について「トウモロコシの比率が最も低く、麦類を多く使用している」と述べており、その理由については風味と香りを十分に与えるためだとしています。
このウイスキーの風味の特徴については他の商品にはない独特の「コク」があるという点、加えて強い風味を残しているという点が挙げられます。このように風味の強さを示すことが出来るのには蒸溜段階に秘密があります。
通常ですと蒸溜する際のアルコール濃度は80度という高い数値を採っていることが多くなっています。しかしワイルドターキーでは60度ほどと低めになっているのです。
こうすることによって製造段階で水を加える量を最低限にすることができ、原酒の味わいをそのまま残すことが出来るのです。
ウイスキーの「ワイルドターキー」には1本につきおよそ2,000円から60,000円前後の買取価格がついています。
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