ボウモアは、ボウモア蒸留所が造り、サントリーが売り出しているスコッチ・ウイスキーです。名付けは地名から取ったシンプルなものです。

酒造りが盛んなスコットランド、アイラ島の蒸留所の中でも最古の歴史があります。さらには単に歴史が古いだけでなく、その製法も伝統的です。

酒造りの際に用いるピート(泥炭)を採掘するところから始めるのです。

泥炭とは石炭が乾燥する前の姿ですので、今時としては効率が悪いとされる石炭よりもはるかに燃料としては非経済的で余分な煙も出ます。

しかし伝統を重んじるボウモアでは、すぐ近くにピートの採掘場があることから自ら掘り出し、さらには仕込み水もピートの影響を受けた水を用います。

さらには準備を済ませた大麦をフロアに広げ、シャベルでそれをかき混ぜるといった工程も踏みます。ピートの煙でいぶし、より香りを付けるのです。

発酵方法も古流にのっとった木桶を使ったもの、さらに蒸留器もごくシンプルなものに過ぎず、技と心意気が試される仕事場となっています。

伝統的と言うよりも前近代的な酒造りとも言えますが、伝統を有し伝統を大事にする職人たちは常にこうした仕事を行ってきました。

故に現在では非常に大きな尊敬を受けており、現英国女王のエリザベス二世が来訪されたこともあるほどです。

新造空母のクイーンエリザベス号の命名式には、このボルモアが振舞われるなど、今や文化的な側面からの注目も受けている銘柄と言えます。

もっとも、徹底して伝統にこだわるためか経営には長い間苦労を続けていましたが、サントリーの出資を受けてからは状況がかなり改善したようです。

「アイラ・モルトの女王」と呼ばれることもあるほど、香りも格調も高く優美。超伝統的製法を保つが故の個性を有しているお酒と言えるでしょう。

今日ではボウモアの独特の酒造りをVRで体験するといった試みも行われているようで、IT面を含む日本とのつながりも、いっそう深まっていきそうですね。

買取価格としては、「レジェンド」、「スモールバッチ」が1,000円ほど、700ml入りの「25年」が20,000円ほどとなっています。

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