廣喜とは、岩手県の廣田酒造店が醸造している日本酒です。「南部杜氏」発祥の地で明治以来着実に酒造りを続けてきた蔵元です。
戦争による中断もありましたが戦後再開し、変わらぬ評判を築いてきました。
瓶詰めまでを手作業で行う極めの細かさと、当地の米を自ら生産するというほどの熱意が、廣田酒造店の存在感を特別なものにしています。
さらに近年では、全面的に「酸基醴?（さんきあまざけもと）」という珍しい方法を導入するという試みも始めました。
元々、人の手でじっくり発酵を促す「生もと」というのが酒造のやり方でしたが、明治以降乳酸菌を添加して速度と質を高める改革が取られてきました。
「酸基醴?」も乳酸を添加するのですが、そのお酒の個性に合わせた自然乳酸菌を添加することで、旨みと風味を最大限に活かすことができるのです。
もっとも、お酒のコンディションのみならず菌の質にまでこだわるというのは、並の経験や知識では難しいものがあります。自信がなければ踏み込めない領域でしょう。
それだけ「廣喜」を支える技術や経験の蓄積が特別だということが分かるエピソードと言えるでしょう。
すうっと自然な形で飲んでいけるという評判が多く、また、「あまざけ造り」のためか、クリームのような印象を抱く声もありました。
いずれにせよ、これほどまでに個性的な造りで仕上がったお酒をまとめている腕前には素晴らしいものがあります。
実績ある老舗であると同時に際立ったほどの挑戦の最中にある銘柄でもあり、今後が非常に楽しみだと言えるでしょう。
買取価格の上限は、「純米吟醸」が900円ほど、「純米大吟譲 結の香」が1,500円ほどになっております。
『日本酒』を損せず高額買取してもらう方法とは？
1,リサイクル店の査定額は安い
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しかしお酒の査定士などはおらず、安い販売価格に合わせて買取価格も安く設定されてしまいます。
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