180SXは、日産自動車が製造、発売していたクーペタイプの自動車です。「ワンエイティ」と呼ばれ、長い間親しまれ続けているスポーツカーですね。
登場は1989年。元々北米向けとしてリリースしていた240SXを基盤としてさらなる改良を加えて発売されることになりました。
当時はバブル絶頂期で日本中が好景気にわき立っており、とりわけ若者たちの活力が満ちていたこともあって、180SXはたちまち人気のスポーツカーとして認知されていきます。
いわゆる5ナンバー車であるため車体重量が軽く、その分極めて優れたフットワークが期待できることや、瞬発力に優れた駆動方式が採用されていることも人気の要因でした。
その外観は、空力性能を最大限に活かすべく極めて平板なシルエットですが、要所に「角」が見られる点は、今風のスポーツカーとはやや趣きを異にしています。
フロントから見ることができる「顔付き」も、一切の「遊び」を持ち込まない堅実かつ華麗な仕上がりで、寡黙な中にも「本気」のスポーツカーであることを示していますね。
内装はごくごくシンプルですが、計器の視認性や取り回しやすさは格別のものがあり、単なる無造作とはまったく違う「熱量」故のチョイスだということが分かります。
搭載されているエンジンは、2lにして4気筒という、本格スポーツカーとしてはやや小ぶりなものですが、これはエンジンの重さを嫌ったという側面もありそうです。
走行性能は、スポーツカーとしての本領が発揮できるシチュエーションなら抜群のものがありますが、旋回やブレーキングの機能に特に強みがあるようです。
生産が終了されて長い年月が経っているにも関わらず、ドリフト系競技の素体として重用されることが多いのも、180SXの基本性能の高さの証明と言えるでしょう。
現役のスポーツカーとしては極めて古参にあたる車ですが、独特かつ強烈な挙動を楽しめることからも、今後もファンから熱い支持を受けることとなりそうですね。
180SXの買取査定価格は最高118万円～最小94万円となっております。※お車の状態（年式、グレード、走行距離、色、装備）によって査定金額が大幅に変わる恐れがありますのであくまで参考程度にお願い致します。
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