ティーチャーズとは、アードモア蒸溜所で造られ、現在はサントリーが販売しているスコッチ・ウイスキーです。
創業者のウィリアム・ティーチャーに由来する名前ですが、読みが同じなことと、ウィリアムの人柄が誠実だったため「先生のスコッチ」とも呼ばれ親しまれてきました。
元々実業家としてキャリアを積み、1856年には酒販事業にも取り組み成功を得たウィリアムは、ブレンデッド・ウイスキーの開発にも取り組んでいました。
当時、単一の素材で造ることが当たり前だったウイスキーの世界にあって、ブレンドはまったくの新機軸でしたが、ウィリアムは1863年に開発に成功します。
そして、「完成された」スコッチとして、「ティーチャーズ ハイランドクリーム」を発売しました。
既に自力で販路を獲得し、しかも今までのものとはまるで違う味わいのあるブレンデッド・スコッチは大人気を博していきます。
後を継いだ子供たちも極めて鋭敏な感覚の持ち主で、「貯蔵庫のいらない成熟法」を開発するなどして、さらに能率的なシステムを作っていきます。
当時は人も物も飛行機でなく船で運ぶしかない時代でしたが、一方に重量が偏ると当然船は傾いてしまうという危険がありました。
ティーチャーズはそこに目をつけ、船のバランサーに貯蔵済みの酒樽を使うという提案をして、貯蔵庫もコストもかけず成熟させることに成功したのです。
さらにはコルク栓の導入など器具の改良にも積極的に取り組み、評判を高め続けてもいます。
そんなティーチャーズの製法は、アードモアを主原料とした、非常に着実かつ丁寧なもの。スモーキーなウイスキーらしさを強く保った仕上がりですね。
過度にクリアにするのではなく、アードモアでは濾過時に冷却を行わず、昔ながらの力強さも大事にしています。
最先端だったものが、長い時間の中で、自然と古き良き伝統を守る存在になる。そんな時の流れを感じながら楽しめる逸品と言えるでしょう。
買取価格としては、「ハイランドクリーム」が100円ほどになっています。
『ウイスキー』を損せず高額買取してもらう方法とは?
1,お酒専門の買取業者なら高く売れる
お酒をリサイクルショップで売ると安い買取金額になってしまいます。
その理由はリサイクルショップは格安商品として売りたいので、買取価格も安くなってしまうからです。
しかしお酒専門の買取業者なら、正しい市場価格で判断するため高く買取りしてもらえます。
2,査定は2社以上がポイント
実は、買取業者によって査定額は予想以上に差がつくことがあります。
同じ銘柄でもA社は10,000円、B社は20,000円という差が大きな場合もあります。
買取金額で損をしないよう、2社以上の複数社の査定がおすすめです。
下記は、全国どこからでも買取可能な優良業者のみをランキング形式で比較しています。