「シャトー・パプ・クレマン」は様々なシャトーが入り乱れるボルドー地域に中でも最も古くからの歴史を持つシャトーです。
このシャトーは13世紀にベルトラン・ド・ゴという聖職者が領地としてブドウ畑を与えられたところからスタートしました。彼は後に教皇クレマン5世となり、「クレマン」という名前はここから付けられました。
彼の死後は大司教館の領地になりましたが、代々その所有者たちはその時代の最新技術を取り入れてワインの製造を行ってきました。ワイン製造の近代化や様々な革新を行いながら、進歩させていったのです。
現在のブドウ栽培でよく用いられる手法で、ブドウを一列ごとに区分けして植えるというものがあります。この手法を最初に導入したのもこのシャトーでした。
特に18世紀から19世紀の前半までの時期にはワインの世界における様々な賞を受賞しており、ボルドーワインにおけるリーダー的存在感をアピールしてきました。
19世紀から20世紀の期間には2度の世界大戦があったために一時期ワイン造りは低迷の時期を迎えました。しかし終戦後になってモンターニュ家が中心となってシャトーの再建が行われました。
このシャトーのワインの中でも『シャトー・パプ・クレマン・ルージュ』はふくよかな甘みと骨太な骨格を両立している素晴らしい1本です。15年以上の熟成にも耐えうるポテンシャルを持っています。
製造しているワインは赤ワインが中心となりますが、『シャトー・パプ・クレマン・ブラン』のような白ワインも少数ながら生産しています。
「シャトー・パプ・クレマン」のお酒は年代で変動はありますが、およそ8,000円前後の買取価格がついています。
『ワイン』を損せず高額買取してもらう方法とは?
1,お酒専門の買取業者だと高くなる
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