雪中梅は、新潟県上越にある丸山酒造場が醸造している日本酒です。豪雪地帯の新潟らしい名前のお酒と言えますね。
明治の中頃から創業している蔵元ですが、「雪中梅」の名が付いたのは昭和の初め頃からとなり、また味が定まったのは戦後になってからとのことです。
蔵の歴史、清酒の歴史からしても比較的若いお酒とも言えますが、そこには優しい飲み手思いの視点があったと言います。
戦後の物不足、かつ造酒技術が未発達の状態では清酒はとても高価であり、しかも新潟の農家の人たちの労働は特に大変なものがありました。
さらには農繁期にはもちろん、農閑期にも雪かきなど生死に関わるような作業が連続するので、泥酔したり飲み過ごすわけにもいきません。
そのため雪中梅は「2合も飲めば満足」といった感じになるよう、やや甘めで濃密になるように仕上げられることになりました。
家計にも体にも優しいお酒を、というわけですね。
そうした愛情を持って行われるお酒造りは、今でもなお酒米の「手掘り」や伝統的な麹作りなどの手間を惜しむことなく行われています。
加えて原料の多くにも、地元新潟産のものを使うなど、普通酒が多くを占める中でも、希少な地酒の雰囲気を滲ませてもいます。
味の評価も極めて明確で、その意思を持った甘味が代々飲み継がれてもいるようです。
辛口好みの現代にしてみれば珍しい部類に入るかも知れませんが、それだけに昔ながらの日本酒の雰囲気を漂わせています。
「いくらでも飲める感」とは違いますが、そのため財布にも優しく飲み過ぎる心配が少ないのは現代でも嬉しいところですね。
日本酒の他とは違う辛味が苦手という方にも飲みやすいことからも、初心者向けのお酒とすることもできるかも知れません。
買取価格としては、「普通酒」や「吟醸」、「本醸造」は1,000円ほど、「特別本醸造」は1,500円ほどになっております。
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