国稀は、北海道増毛郡にある国(國)稀酒造株式会社が醸造している日本酒です。明治15年に創業された、日本でも最北の蔵として知られています。
明治維新後、函館や松前より北にも、本格的に日本人(和人)の移入が始まったのですが、その生活は苦しく、米を原料にしたお酒も本州からの輸入品でした。
そこで知識があった初代本間泰蔵が酒造りを始めたのが蔵の興りですが、仕事以外にも「戦争」という困難がついて回りました。
日露戦争に派兵された部隊には増毛町民が多く、激戦により多数の人が亡くなるという事態になったのです。
戦後、その霊を慰めるべく慰霊碑を作る際に泰蔵が面会した乃木大将の人格は素晴らしく、元々売り出されていた「國の誉」にのぎへんを加え「國稀」としました。
こうした由来が存在する「國稀」には、厳しい自然で育まれた強さと死者を弔う思いやりが同居しているとも言えます。
また、ウェブサイトでオンラインショップを運営しているなど、伝統に加えて最新の販売手法も取り入れられています。
グレードは様々ですが、昔ながらの大衆酒でもあり、気軽に楽しめ、また皆に振舞う形でワイワイやれる点が嬉しいところです。
全体にビシっとした味わいで、軟水仕立てのお酒も多くなった中で硬水を使っているため、辛口の輪郭がクッキリしているとの評判があります。
昔ながらの、多くの人がイメージする「日本酒」という雰囲気があるので、晩酌や和食での食事にも非常に適しているのではと思います。
また、戦争や慰霊といった深い歴史が絡んでいるため、贈答用の一本としてチョイスするにも適していると言えるでしょう。
買取価格としては、「佳撰」や「本醸造」が300円ほど、桐箱入りの「大吟醸 国稀」が700円ほどとなっております。
『日本酒』を損せず高額買取してもらう方法とは?
1,リサイクル店の査定額は安い
全国にある中古リサイクル店ではお酒も買取りしてもらえます。
しかしお酒の査定士などはおらず、安い販売価格に合わせて買取価格も安く設定されてしまいます。
そのためお酒専門の買取業者へ査定を出す方が金額アップにつながります。
2,見積もりは複数社だと高くなる
お酒の見積もりは買取業者で金額差があります。
例えば「黒龍 720ml」の場合、1社目が13,000円で2社目が21,000円という例があります。
このように金額差が大きいことがあるので、見積もりは複数社に出して一番高い業者へ売る方法がお得になります。
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