隠し蔵とは、濱田酒造によって造られている焼酎です。
濱田酒造は、明治元年に創業した、極めて歴史のある蔵ですが、その一方で近年は、各種先端技術の導入に、極めて力を注いでいます。
伝兵衛蔵、金山蔵とそれぞれ性質の違う蔵を造り上げて仕事に取り組んでいますが、中でも「傳藏院蔵」は、革新の蔵を自称するほど徹底しています。
あらゆる工程に可能な限りの先進的な機械を導入し、その一つ一つを熟練の匠が管理するという隙のなさを有しています。
そうした中で造られているのが、この「隠し蔵」です。いかにも仰々しい名前ですが、その内容は実に濃密で繊細。
厳選された大麦を麦麹と白麹で仕込み、さらにはきっちりと減圧蒸留をかけています。
熟成にあたっては、かめや壺ではなく、ウイスキーやワインのように酒樽を使っているのが特徴で、故に、より複雑かつ豊かな香味があります。
色合いに関しても純粋な白色ではなく、熟成したことを示す薄い黄金のような色彩を帯びており、蔵に長い間置かれていたという説得力を視覚でも感じられます。
また、樽でじっくりと熟成させるという、あまり日本酒的でない工程を聞くと、隠し蔵というネーミングもしっかりきますね。
近年はスパークリングの日本酒など、お酒のボーダーレス化が進んでいますが、この隠し蔵もその先駆け的存在になり得る雰囲気がありますね。
実際に多年にわたるモンド・セレクションで金賞を受賞するなど、評価の動きは着々と広がっています。
隠し蔵を使ってのハイボールなどの楽しみ方が推奨されていることもあり、幅広い年齢層に、一気に支持が広がりそうな面白さがあります。
買取価格の上限は、「隠し蔵」が900円ほどとなっております。
『麦焼酎』を損せず高額買取してもらう方法とは？
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