「ジャックダニエル」はアメリカのテネシー州を拠点にするお酒の製造メーカーであり、この会社が作るウイスキーのブランド名にもなっています。
会社の創業者であるジャックダニエル氏は貧乏に苦しむ家庭に生まれ、7歳の頃から蒸溜所のオーナーを務める男性の家で働いていました。
オーナーはダニエルの酒造に関する才能を見抜き、彼を蒸溜所の後継ぎとしました。ここで行われていた蒸溜法は、1滴ずつ時間をかけてろ過するという非常に時間のかかる方法です。
しかしその分まろやかかつ芳醇、バランスに優れたウイスキーが出来上がることから現在でも製造過程ではこの方法が用いられています。
ダニエルが製造していたウイスキーは1904年に行われたセントルイス万博で世界中のお酒の中から唯一金賞を獲得しました。このころから『ジャックダニエル』の知名度は飛躍的に上がっていきました。
1919年にアメリカ国内で禁酒法が施行されたことにより、一時期は蒸溜所を閉鎖していましたが、これが撤廃されてからは再度操業を開始し、現在でも昔のまま変わらぬ品質のお酒を製造し続けています。
製造方法は実に100年以上変わっておらず、「歴史ある昔ながらのおいしさ」を現代の人々に継承し続けているのです。
『ジャック ダニエル ブラック』は先述のセントルイス万博で金賞を獲得した一本で現在も入手することが可能です。これには当時「Old No.7」という名前がついていました。
バニラやキャラメルといった少々甘い香りとまろやかな口当たりが魅力的なウイスキーに仕上がっています。
ウイスキーの「ジャックダニエル」には1本につきおよそ300円から17,000円前後の買取価格がついています。ポケットタイプのものは数百円から数千円程度の価値しかない点には注意が必要です。
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