初亀とは、静岡県の初亀醸造株式会社が醸造している日本酒です。江戸時代の初期からの造酒の伝統があり、当地の地酒造りとして実績を重ねてきました。

もっとも、温暖な静岡という土地は、元々酒造りには適さないと見なされてきました。日本酒造りは冬の仕事なのですが、温度が高いために仕上がりにくいのです。

さらに戦時中、戦後の厳しい時期を乗り切っても、今度は大酒造メーカーからの大攻勢という苦境が待っていました。

適した土地、適した米といった条件のもと、画一的な質で攻めてこられると地方の蔵は大変で、さらには区分けなどの難しさもありました。

この状況を打破すべくやがて全国各地で質の向上に務めるようになっていきますが、その先陣を切ったのが現在の初亀酒造でした。

昭和42年には早くも一般向けの吟醸酒を開始し、後には一本一万円という、当時類を見ない高級酒を世に送り出し、業界に衝撃を与えました。

その先進的な気風は今でも変わらず、最近でも材質的に極めて安定度が高い、チタン合金の醸造タンクを導入したりもしています。

しかし初亀は決して高級一本のお酒ではなく、こだわり抜いた仕上がりを様々な銘柄、グレードで味わえるのも魅力です。

きつ過ぎる部分がない淡麗さでありながら、お米ならではの風味をしっかりと感じることもできて、すっきりとした風情があると評判です。

ガツっとしたインパクトに身構える必要がないお酒とも言え、食事に合わせてスイスイと飲めるところは嬉しいですね。

グレードが最上級でなくとも十二分にクオリティの高さが感じられる銘柄なので、結果としてのお得感もあると言うことができます。

品も縁起も良いので、祝いの席に用いるにも最適ですし、特に年配のお酒好きの方に対しての贈答用としても喜ばれやすい品と言えます。

買取価格としては、「緑」や「特別純米」が500円ほど、「純米大吟醸 滝上」が1,500円ほど、「秘蔵大吟醸 亀 1800ml」が4,000円ほどとなっています。

『日本酒』を損せず高額買取してもらう方法とは?

1,リサイクル店の査定額は安い

全国にある中古リサイクル店ではお酒も買取りしてもらえます。

しかしお酒の査定士などはおらず、安い販売価格に合わせて買取価格も安く設定されてしまいます。

そのためお酒専門の買取業者へ査定を出す方が金額アップにつながります。

2,見積もりは複数社だと高くなる

お酒の見積もりは買取業者で金額差があります。

例えば「黒龍 720ml」の場合、1社目が13,000円で2社目が21,000円という例があります。

このように金額差が大きいことがあるので、見積もりは複数社に出して一番高い業者へ売る方法がお得になります。

下記は、全国どこからでも買取可能な優良業者のみをランキング形式で比較しています。