「シャトー・マルゴー」は非常に有名なボルドーワインのシャトーです。
このシャトーの歴史は他のシャトーと比べると群を抜いて古く、文献を見ていくと12世紀にはその存在が確認されています。18世紀初頭にはすでに現在と遜色ない広さの農場を持っていました。
そしてその18世紀にワイン業界では革命がおこり、現代のワインとほぼ同じ品質を持つワインが製造されるようになりました。
1855年のパリ万博の際に行われた格付けでは唯一20点満点という偉業を達成しており、第1級シャトーの一角としてボルドーワイン界を担ってきました。
さて、ボルドーワインと言えばしばしば「女王のワイン」と形容されることがありますが、シャトー・マルゴーに関してはその中でも特に女性的なワインであると言われています。
その理由は含有しているタンニンが非常に柔らかく、しなやかであるためです。タンニンの働きにより、ワインはより優雅で香り高くなるのです。
この独特なタンニンを作り出すためにこのシャトーでは使用するブドウの中でもカベルネ・ソーヴィニヨンの比率を徐々に上げてきました。それによりタンニンが思う存分その力を発揮しています。
このシャトーのワインは女性的であると言われますが、それだけでなくどこか強さを秘めています。これについて支配人のポール・ポンタリエは「手袋の中にある鋼鉄の拳」と表現しています。
各界の著名人たちもシャトー・マルゴーの持つ魔力の虜になりました。中でも『共産党宣言』などの著書で知られるエンゲルスは自らの幸せは1848年のシャトーマルゴーを口にすることだと述べています。
「シャトー・マルゴー」のお酒には1本につきおよそ25,000円から70,000円前後の買取金額がついています。
『ワイン』を損せず高額買取してもらう方法とは？
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