日高見とは、宮城県の平考酒造が醸造している日本酒です。平考酒造では「新関」が造られていますが、日高見は特定名称酒に限られたブランドです。

日本書紀に登場する「伝説」の国である日高見国にちなんで名付けられたこの日高見ですが、登場して人気を博するまでには大きな苦労がありました。

元々「新関」を造っていましたが、廃業寸前の厳しい状況の中、昭和の末に平井孝浩社長が蔵に戻ってきたのですが、状況は芳しくありませんでした。

当時はまだ「度数」で酒のランクを決める旧区分が残っていたりして、なかなか入り込める隙も見いだせない状況でした。

平成に入り吟醸造りを全面に出した日高見をブランドとして立ち上げてからも味を良くするために研鑽する日々が続き、すぐには思う形にはなりません。

しかしこうした苦労が実を結び、今では全国に知られる銘柄として世に出ることになったと言います。

そんな日高見は素材や工程の全てに力を尽くすのはもちろん、洗米と水分を管理する際にもっとも注意をするとされています。

今日では米選びや精米のみならず、米にどれだけの水分を含めるかに重点を置く酒造りが生まれていますが、そうした最新鋭の思想に根ざしているわけですね。

加えて全体的なコンセプトは、お魚に合うお酒ということで、本物のお酒好きが喜ぶような逸品に育っています。

出しゃばらないながらもしっかりと存在する香り、目標通り食を邪魔することのない辛口風味と端正さの奥にある旨みは、多くの方から評価されています。

宣伝通り、お刺身や各種お魚料理と合わせて頂くのがベターだと思いますが、お酒単体でじっくり楽しむのも、また趣きを感じられそうですね。

値段的にも比較的リーズナブルで、「背伸び」をしなければならないような雰囲気がないのも嬉しいところです。

お手頃であるため、お料理にかける予算を削らなくて良いという意味でも、値段は食中酒としては重要な要素と言えるでしょう。

また、平成になってから登場した、日本酒としては比較的新しいブランドであるにも関わらず、奇をてらっていないところもポイントですね。

高級志向に走り過ぎて好きな時に飲めない、ということが少ない部分も含めて、飲み手目線のお酒と言えるでしょう。

由緒正しい名前でもあり、贈答用に用いるにも喜ばれそうな一本ですね。

買取価格は、「吟醸」、「純米」、「純米吟醸」が500円ほどとなっています。

『日本酒』を損せず高額買取してもらう方法とは?

1,リサイクル店の査定額は安い

全国にある中古リサイクル店ではお酒も買取りしてもらえます。

しかしお酒の査定士などはおらず、安い販売価格に合わせて買取価格も安く設定されてしまいます。

そのためお酒専門の買取業者へ査定を出す方が金額アップにつながります。

2,見積もりは複数社だと高くなる

お酒の見積もりは買取業者で金額差があります。

例えば「黒龍 720ml」の場合、1社目が13,000円で2社目が21,000円という例があります。

このように金額差が大きいことがあるので、見積もりは複数社に出して一番高い業者へ売る方法がお得になります。

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