ターセルは、トヨタが製造、発売していたセダンタイプの自動車です。日本ではセダンとハッチバックのみですが、海外向けにはクーペタイプもあります。
登場したのは、1978年。「カローラⅡ」などの名車を姉妹車としており、海外でも同名のターセルとして販売されるなど、知名度を有した車と言えます。
また、初代と2代目に関しては、前輪駆動車ながらエンジンを縦置きにするなど、珍しい機構を搭載していることでも知られていました。
その外観は、時代とともに進化はしていきましたが、最終型に至るまで、高級さが滲むカッチリとした箱型のフォルムは変わることはありませんでした。
かと言っていかつ過ぎることもなく、絶妙な滑らかさを持つボディラインを有していたと言えるでしょう。
フロントから見ることができる「顔付き」は、これもまた実に端正なイメージを共通して保っていました。
内装は、直線を基調とした明快なパネルラインを設けており、計器類の視認性も良好ですので、見落としてしまうリスクが少ない点が素晴らしいところと言えるでしょう。
シート類の質もまったく問題はなく、車内スペースを広く取っているので、乗り手のみならず同乗者も疲労を溜めてしまう心配は少ないですね。
現代的な設計しそうに基づいているとも言えるのではないでしょうか。
搭載されているエンジンは、世代ごとに多少違うものの、基本は1.5lの4気筒であり、セダン車としてはごく標準的なものですね。
さらには加速性能もかなりハイクオリティであり、軽くエンジンを回してやれば、なかなか速い車の流れにも問題なく対応することができるでしょう。
静粛性も高く、タイヤが地面を捉える「感覚的」な要素にも優れていますので、バランス良い実用車として汎用的な使い方をすることができます。
発売が終了してから大分時間が経過した車ですが、欠点がかなり少ないですので、根強くファンから信頼されていますね。
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