カングービボップとは、フランスのルノー社が製造、発売していたミニバンタイプの車です。
かねてからルノー社の名を高めることに成功した名車である「カングー」をベースに、大胆なアレンジを加えた一台と言えます。
登場したのは2010年のことであり、つまりは2代目カングーが基盤になっているとも言えますが、その実態は大きく性質を異にしています。
まず、「貨物車」としての性質が強かったカングーのホイールを短く切り詰め、2ボックスの乗用車としての性格を強めていきました。
後部座席に乗ることができる人の数も二名に減らし、バックドアに関しても側面につくのが一般的なヒンジ式横開きのものを大胆にも採用しています。
つまりドアを開くだけで際立った個性の豊かさと面白みが理解できるという独創性の強さを誇っており、カングーの隠れた魅力だった乗り心地を満喫できるのです。
また、シフトチェンジはマニュアルに限られているため、運転者は誰しもこの車との「直接的対話」をしていくことになるわけです。
一方で内装に関しては、オートエアコンなどの最新設備を積極導入しており、乗車時の快適さには非常に配慮されています。
また、リア部分が後ろから前に向かって開くという極めて独創的なオープンスタイルも取り入れているので、リア部を全開したまま走ることもできます。
極めて良く知られたカングーがベースなのにも関わらず、様々な点に手を加えることで、他にはない個性を手に入れた車だと言えるでしょう。
もちろん、極めて実績がある車が基盤ですから、安定性が高いという点も見逃せません。
販売されていたのも1年あまりと非常に短いので、今なお運転しているだけで、良い意味での注目を集められる面白さが際立っていますね。
カングービボップの買取査定価格は最高43万円～最小34万円となっております。※お車の状態（年式、グレード、走行距離、色、装備）によって査定金額が大幅に変わる恐れがありますのであくまで参考程度にお願い致します。
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