ルキノは、日産自動車が製造、発売していたクーペタイプの自動車です。
登場したのは1994年。「サニー」をベースに、新たにクーペ車として開発し直した車であり、主に若者をターゲットしていたとされています。
CMでも当時若者に人気だった売れっ子俳優たちを積極的に起用し、フェラーリなどをイメージさせるかのような「赤」のルキノを主人公のように扱っていました。
当時としては画期的なオプションを多数備えていくなど、技術的に野心的な部分も、「若さ」がうまく受け入れてくれる雰囲気を作っている点も秀逸でした。
その外観は、実績あるサニーを基盤にしつつも、高級外車を想起させるような品の良さと、普段使いができる気安さが同居した美しいボディラインが特徴的です。
フロントから見ることができる「顔付き」も、オシャレさと堅実さが絶妙にマッチしており、人の視線を独り占めしてしまいそうな存在感がありますね。
ただ、内装は外観の派手さとは裏腹に、極めて堅実かつ着実に作られています。
ホイールを延長させたことで、車内スペースも実に広く、成人4人が同乗しても窮屈なことにはならないなど、予想以上の包容力は実に魅力的ですね。
またパネル類に関してもかなり無駄を排したレベルの高いものになっているので、使っているうちにうっとうしくなってしまうような心配もまずないでしょう。
搭載されたエンジンは1.5lないしは1.8lにして4気筒の、クーペタイプとしては若干コンパクトな水準にまとめられてあります。
とは言え、走りの軽快さ、質の高さという点ではまったく問題なく、活動的な若者にも大満足の、クオリティの高い動きも期待することができます。
もちろん、エンジンの質やコンセプトの違いから、高級外車的なエネルギッシュさを求めるのは少々苦しいですが、全体としての質感は上々ですね。
発売終了してからかなりの時間が経過し、数は減ってきましたが、とにかくルックスが良く、しかも内容を伴っているため、中古市場での人気もなかなか高いですね。
ルキノの買取査定価格は最高50万円～最小10万円となっております。※お車の状態（年式、グレード、走行距離、色、装備）によって査定金額が大幅に変わる恐れがありますのであくまで参考程度にお願い致します。
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