花火イメージ

<2019/7/9更新>

一眼レフやミラーレスを買ったら、夏は打ち上げ花火の撮影にもチャレンジしたくなると思います。

しかし花火は通常の撮影とは違って事前の準備が非常に重要になります。また長時間露光という独特な撮影も行うので、撮影方法も把握しておく必要があります。

このページではそんな花火撮影の準備や撮影方法をまとめているので、参考にしてみてください。

準備しておくもの

三脚

三脚

1秒以上のスローシャッターとなる花火撮影では、三脚は必須になります。

実際には5秒程度のシャッター時間になることが多く、最新の手ブレ補正機能がついていてもブレを防ぐことができません。三脚もセットで準備しましょう。

三脚は太さや重さがあるほど安定性は良くなりますが、花火会場まで電車移動になる場合は持ち運びとのバランスも考えて選ぶのがよいと思います。

また縦構図の頻度が多い場合は、自由雲台より3Way雲台の三脚だと縦位置操作がしやすくなります。

こちらのページでは価格帯別に人気の三脚を紹介しています

ケーブルレリーズまたはワイヤレスリモコン

レリーズ

通常撮影では指でシャッターボタンを押しますが、シャッター時間の長い花火撮影では指で押す振動だけでも写真がブレてしまいます。

そこで、ケーブルレリーズ(リモコンスイッチ)やリモコンを使ってカメラボディには触れずにシャッターを切る撮影をします。
(ケーブルレリーズ・リモコンは機種ごとに対応するものを使用します)

実際にケーブルレリーズを使うとこのような撮影スタイルになります。

レリーズケーブル使用例

レリーズケーブルならどの位置でも手元でシャッターを切ることができます。ただ暗い場所ではケーブルを差し込みにくく時間がかかることがあります。

ワイヤレスリモコン使用例

リモコンはケーブル接続の手間がなくカメラの受信設定だけで使用できるのがメリットです(ソニー「RMT-P1BT」のように設定不要のリモコンもあり)。ただ小さいので紛失しないよう注意が必要です。

リモコンを使ってバルブ撮影をする場合、後述するTIMEモードと同じ使い方(撮影開始と終了の2回押し)になります。

リモコンの通信方式は赤外線・WiFi・Bluetoothの3タイプがあり、メーカーと機種によって使用できるリモコンが異なります。

赤外線方式の場合、カメラボディの背面に受光部がないとカメラ前面の受光部に向けてシャッターを切ることになり操作しにくくなります。

ワンポイント解説

ミラーレス一眼のオリンパスOM-D E-M10 Mark III(旧機種のOM-D E-M10 Mark IIは対応)、パナソニックGF9、キヤノンEOS M10など一部の機種はレリーズケーブル・ワイヤレスリモコンに非対応となっています。

その代わりにスマートフォンのメーカー専用アプリからWi-Fiでシャッターを切る方法が用意されています。ただWi-Fi接続はバッテリー消費が早いことや、撮影途中でWi-Fiが一旦切れて再接続が必要になることがあります。

レンズはキットレンズでもOK

使用するレンズは、付属するキットレンズなどで十分撮影できます。特に高価なレンズが必要ということはありません。

標準ズームレンズ

花火から近い場所で撮影する場合は標準ズームレンズの広角側で撮影し、花火まで距離がある場合は少しズームして撮影するなど、距離に応じてフレームにおさめることができます。

標準ズームレンズで撮影

打ち上げ地点から1kmほど離れているような場合は望遠ズームレンズを使用します。入門機のダブルズームキットを購入すればどんな距離にでも対応できます。

ズームレンズで撮影

カメラは可動式液晶タイプが便利

打ち上げ地点に近い場合や三脚を低くして使用する場合、カメラは上に向けるため液晶画面が固定式だと液晶画面を見る際に腰をかがめることになり、姿勢が辛くなります。

そんなときはバリアングル液晶やチルト液晶などの可動式液晶タイプが便利です。

可動式液晶2

立った状態でも座った状態でも液晶画面を目線と平行にできるので、楽に画像を確認することができます。

その他準備物

場所取りをする場合はレジャーシートや日傘、水分や食べ物(場所取り後は動けないため)などの準備も必要になります。

出発前にしておくカメラの設定

花火撮影用の設定はいくつもあるので、現場に着いてからだと見落としがちになります。出発する前に設定しておくのがおすすめです。

  • 撮影モード:マニュアルモードのバルブ
  • 露出:F11、ISO100
  • ホワイトバランス;オート・電球・白色蛍光灯・太陽光から選択
  • 手ブレ補正:OFF
  • 長時間露光時のノイズ低減:OFF

バルブ

花火の撮影ではマニュアルモードにあるバルブに設定しておきます。

バルブはシャッターボタンを押し続けている間、シャッターが開く撮影方法になります。

花火の状況に応じて1秒~10秒程度、シャッターボタンを押し続けてシャッタースピードを調整して撮影します。

実際の操作
モードダイヤルを「M」
モードダイヤルを<マニュアルモード>に合わせます。そして電子ダイヤルでシャッタースピードを一番遅くまで回して「BULB」を表示させます。
(機種によってはモードダイヤルに「B」(バルブモード)があります)

電子ダイヤルを回して「BULB」を表示させますが、その次に表示される「TIME」でも花火撮影ができます。

BULBはシャッターボタンを押し続けることで撮影しますが、TIMEでは一度押してシャッターを開き、もう一度押してシャッターを閉じる2回押しの撮影方法になります。

どちらでも花火撮影ができるので、カメラにTIMEの選択もできる場合は好みで選択します。
(ワイヤレスリモコンを使用する場合、バルブ設定をしてもこの2回押しの撮影方法になります)

露出設定

花火撮影の露出(明るさ)設定は、このように設定します。

F11
ISO100
実際の操作
操作画面
操作画面で絞りをF11、ISO感度を100にします。
(一眼レフの<マニュアルモード>では「露出補正ボタン」を押しながらダイヤルを操作するとF値が変化します)

実際には花火の種類や距離によって露出(写真の明るさ)は変わります。現場で花火が打ち上がってからでないと正しい露出設定はわかりません。

もしこの基本設定で花火が明るく写りすぎた場合は、

F16
ISO100

このようにF値を大きくして絞りを絞ってみます。(カメラに入る光の穴が小さくなり暗くなります)

逆に花火が暗く写りすぎる場合は、

F8
ISO100

このようにF値を小さくして絞りを開きます。(カメラに入る光の穴が大きくなり明るくなります)

単発の花火であれば大きな露出ミスの写真はあまりないと思いますが、数発打ち上がる連発系花火の場合は明るくなるため露出が難しくなります。

適正露出の花火写真この花火は適正露出になっています。

もし明るさを間違えると…

露出オーバー写真このように白っぽい光となる露出オーバー写真になります。

シャッター時間が長いほど写真は明るくなるので、適正露出の写真ではシャッター時間を0.5秒と短くしています。(このような明るい花火が続く場合はF値をF16などに絞って撮影を行うとよいのですが、瞬時の対応はなかなか難しいです)

初めのうちは失敗写真が撮れるかもしれませんが、F値とシャッター時間を調整して撮影することで、徐々に適正な明るさの花火写真が撮れるようになっていきます。

設定を調整しながら撮影するのが、花火撮影のコツでもあります。

ワンポイント解説

打ち上がり開始頃にまだ空に明るさが残っている場合は明るく写り過ぎるため、F値はF16など大きく設定しておきます。(F20などになるとカメラの構造の問題で画質低下が目立ち、写真のシャープさが不足します)

ワンポイント解説

バルブモードは露出(ISO・F値・シャッタスピード)を撮影者が設定するマニュアルモードのため、露出補正(明るさプラス補正・マイナス補正の)操作は働きません。

ISOとは?F値とは?こちらのページで専門用語の解説をしています

長時間露光時のノイズ低減機能をOFF

長時間露光時のノイズ低減がONになっていると、1枚撮影するごとにカメラがノイズ処理を行うので、その間操作ができなくなります。

例えばシャッタースピードが5秒であれば、撮影後に5秒間処理が行われて操作ができなくなります。

これでは次の撮影を始められないため、この機能は必ずOFFにしておきます。
(「高感度ノイズ低減」は別の機能なので間違えないようご注意を)

長時間露光のノイズ低減機能は、30秒以上などの星空撮影の際に写真にノイズが出やすくなるため、それを処理する機能です。花火撮影ではそこまでの長いシャッター時間ではないので、OFFにしても問題はありません。

実際の操作
ノイズ低減

ホワイトバランス

花火撮影ではAWB(オートホワイトバランス)でも撮影できますが、ホワイトバランスを変えることで花火の色合いを変えることができます。

「電球」「蛍光灯」はブルーやグリーンの花火をより色鮮やかに、「太陽光」はオレンジの花火を色鮮やかにしてくれるので好みで選択します。

実際の操作
ホワイトバランス
(メーカーによってホワイトバランス名称は異なります)

手ブレ補正補正をOFF

三脚で撮影するため、手ブレ補正は不要になります。

誤作動防止のためOFFにしておきます。(花火撮影後はONに戻してください)

実際の操作
手ブレ補正補正をOFF
※機種により設定画面からOFFにします

花火会場に着いたら場所取りをする

花火会場

打ち上げの1時間前には、会場はすでに大勢の人で混雑するようになります。

メイン観覧エリアから撮影したい場合は、早めに着いて場所取りをする必要があります。
(有料観覧席では三脚が禁止されていたり、三脚専用エリアが用意されている場合があります。予約する際に確認しておきましょう。)

打ち上げ地点から近過ぎる席だと花火の大きさや位置によって写真からはみ出してしまうので、数百m離れた位置の方が撮影しやすいと思います。

三脚を立てるのは斜面がおすすめ

三脚は単に花火を見物する人にとっては邪魔になります。撮影する側は周囲への配慮が必要になります。

混んでいる場所では後ろの人の迷惑にならないよう三脚は低い状態で立て、座って撮影を行いましょう。

おすすめの撮影場所は土手の斜面です。斜面なら後ろの人の迷惑になりませんし、写真に人が写り込みにくくなるのでベストポジションになります。

斜面で三脚を立てる場合は斜面上側の脚を短く、斜面下側の脚を長く調節して設置します。手で軽くゆすって一方へ傾かない状態になればOKです。

くれぐれも斜面で三脚が倒れるようなことがないよう注意しながら設置してください。

ピント合わせ方法

(※このピント合わせをきっちりしておかないと写真が全てピンぼけになってしまいます)

MF(マニュアルフォーカス)で遠くの風景に合わせる

三脚を設置したら、遠くの風景に向けてピント合わせを行います。

レンズにあるAF/MFスイッチをMFにします。

実際の操作
MF(マニュアルフォーカス)
これでシャッターボタンではピント合わせをしなくなります。
(機種によりボディ側や操作画面でMFに切り替えます)

MFに設定したら、ライブビューに切り替えてどこか遠くの風景にカメラを向けます。

ライブビューを拡大表示にして、ピントリングを回してピントを合わせます。

遠くの風景にピントを合わせる

これでだいたい10m先~無限遠までピントが合うようになりました(焦点距離50mm、F8の場合)。

この無限遠まで広くピントが合う状態をパンフォーカスといいます。

花火の距離もこの範囲に入るので、ピント合わせができたことになります。

ワンポイント解説

MFでピント合わせをするのではなく、AFの状態で遠くの景色にピントを合わせ、それから設定をMFに切り替える方法もあります。明るい時間帯ならこちらの方法も便利です。
ただ日没前だとAFのピント精度が悪くなり、暗い時間だとさらに精度が落ちるのでMFで合わせた方が確実です。

ズームをしたらピント合わせやり直し!

よくある失敗例でこんなケースがあります。

「一度ピント合わせをしたのに、ズームしてから撮るとピンぼけになってしまった」

花火ピンぼけ写真

初めにMFでピントを合わせていても、その後ズームをするとピントがズレてしまうので、再度遠くの風景にピントを合わせ直すことが必要になります。

この点がふだんAF撮影している通常の撮影とは異なるところです。

周囲はすでに暗くなっていると思いますが、どこかに街の明かりを見つけて、ライブビュー拡大を使ってMFでピントを合わせ直しましょう。

リモート機器の接続

ピント合わせが終わったらリモート機器の準備を行います。

リモートケーブルの場合はケーブルの接続、リモコンの場合はカメラでリモコン撮影の設定にしておきます。

またスマートフォンで遠隔操作する場合はスマホの専用アプリを起動し、遠隔シャッターができる画面にしておきます。

花火撮影のコツ

シャッターを押すタイミング

シャッターのタイミング

いよいよ花火が打ち上がると、ここからはいかに上手く撮影するかがポイントになります。

花火撮影ではシャッターボタンを押すタイミングにコツがあります。

花火が開いてからシャッターボタンを押すと花火の中心はもう暗くなっているので、花火が開く前のタイミングでシャッターボタンを押します。

そしてボタンを押し続け、花火が散ったときにボタンを離します。

シャッターのタイミング

打ち上がる「昇り」の光跡は好みで調整します。長い光跡を入れたい場合は打ち上げと同時にシャッターボタンを押すことになります。

もし花火が開くのを見てからシャッターボタンを押すと…

シャッターが遅れた花火写真

このようにわずかに遅れるので、花火の中心が抜けてしまう写真になってしまいます。開く前にシャッターを切ることがポイントになります。

ある程度慣れてくると、この方法で単発の花火は撮れるようになると思います。

ただいろんな種類の花火が次々に打ち上がるような場面では、なかなかタイミングは取れないと思います。

そのような場面ではひたすらシャッターを切り続け、運にまかせるしかありません。(たくさんの花火が上がるときは露出オーバーになるのでシャッター時間は短めにするのがコツです)

何枚も撮影すれば1枚くらいはいい写真が撮れていたりしますよ。

ワンポイント解説

シャッタースピードを短くしただけではカメラに入る光量が減るため写真が暗くなることがあります。その場合はF値をF8やF5.6など小さくすることで光量が増え、明るくすることができます。

例えば<F11+シャッタースピード5秒>から<F8+シャッタースピード2.5秒>に変えても同じ明るさで写ることになります。

フィナーレではF値を大きくしよう

フィナーレ

花火大会のフィナーレは、何発も同時に打ち上がります。スターマインとも呼ばれ、たくさんの花火が同時に上がり夜空が明るくなるほどになります。

このような非常に明るい花火ではこれまでと同じ設定では露出オーバーとなるので、明るさを下げる必要があります。

F値をF16以上などに大きくし、シャッター時間はそれまでより短めにします。これでカメラに入る光を減らすことができます。

ただ連続で打ち上がる最も明るいクラスの花火だとこれでも露出オーバーになります。

その場合はNDフィルターというサングラス代わりのフィルターをレンズに付けて、強制的に光量を抑える方法があります。

NDフィルター

NDフィルターには濃度に種類がありますが、スターマインの花火撮影ではND4(2段分の減光)あたりがよく使用されます。

これはNDフィルターなしで「F11+シャッター速度3秒」の撮影だった場合、ND4を付けると「F5.6+シャッター速度3秒」で同じ明るさで写ることになります。このようにF値を小さくできることがメリットです。

そのため明るい連続花火ではND4を付けてF16程度に設定すればスターマインでも露出オーバーしにくくなります。

少し離れた位置からでも望遠レンズで撮れる

花火が見やすい場所は非常に混雑します。人が多い場所で三脚を立てるのは気を使いますし、人が歩く度にカメラに写り込むこともあります。

撮影環境を良くする方法として、会場から離れた人の少ない場所から望遠レンズを使って撮影する方法があります。

望遠ズームレンズ

ダブルズームキットで付属する望遠レンズなら焦点距離200mmはあるので、打ち上げ地点から1~2km程度離れても見通しが良ければ十分大きく写すことができます。

望遠レンズでの撮影

デメリットとしては低い位置の花火が見えにくくなることです。また遠いことで橋など障害物が入ることもあります。

この撮影方法はあらかじめ見通しの良い最適な撮影スポットを調べておくことが重要になります。

フレームに入らない場合は引き構図で撮影する

花火大会にもよりますが、花火の大きさや上空で開く位置がバラバラで上手く構図に入らず、失敗写真が多発することがあります。

そんなときは少し引いて広い構図で撮影するのがおすすめです。

この方法であれば写真からはみ出す失敗は減りますし、急に大きな花火が上がっても収まりやすくなります。

10号玉花火

もし小さめに写ってもパソコンの画像編集ソフトでトリミング(切り取り)することで対処できます。
(多くの機種ではカメラ内の編集メニューからでも写真のトリミングができます)

花火トリミング
小さく写った花火写真でも周囲を切り取ることで、はじめからベストな構図で撮ったような写真にできました。

1600万画素や2000万画素などで撮影していれば多少切り取っても画素数には余裕があり、画質は落ちないので大丈夫です。

また、ある程度大きく写った場合は一部を切り取って拡大させ、迫力ある花火写真にすることもできます。

花火拡大

ワンポイント解説

花火の大きさは、都会の花火大会では3号玉~10号玉(9号は無い)が使用されます。10号玉はかなり大きな花火で、1尺玉とも言います。
有名な長岡の花火大会では巨大な3尺玉が打ち上げられます。

夜景花火写真も綺麗

遠方や周囲に夜景が見える場合は、夜景を構図に入れるのもおすすめです。

花火だけでは同じパターンの写真になりがちなので、風景も入れることで一味違った花火写真になります。

風景と花火写真

風向きによっては煙が入るので注意

花火写真風下

花火写真煙

暗いのでわかりにくいですが、花火が打ち上がると大量の煙が空へ広がります。当日の風向きによっては撮影側に流れてくることがあります。

もし完全な風下に入ってしまうと、ほぼ全ての花火の光が見えなくなってしまうほどです。

また煙が向かってくると目が痛くなりますし、場所によっては燃えカスが飛んでくることもあります。

このようなことにならないために、当日はネットで風の方向を確認しておき、風下に入らない撮影スポットを探すことが重要になります。

当日の風予測をチェックできるお役立ちサイト

ヤフー天気 風予測ページ
下にある各地域をクリックして花火大会の時間を選択すると風向きが表示されます。

スーパーコンピューターによる観測情報 SCW
風予測ボタンをクリックして確認できます。雲の位置や気温なども確認することができるので、花火撮影以外にも活用できると思います。(詳細な情報がわかる「局地」予測は有料会員のみとなります)

出発前はこれを準備しておこう

■バッテリー容量・SDカード容量
花火撮影のような長時間シャッターは消費電力が大きいため最大撮影枚数が少なくなります。また動画撮影をした場合の消費電力も大きいので、予備バッテリーを一つ用意しておくと安心です。

SDカードは空き容量に余裕があるか確認しておきます。

■その他の準備品
レジャーシートは場所取りや座るスペースとなり役立ちます。

レジャー用のコンパクト椅子は平坦な場所で非常に便利です。腰掛けるだけの高さ20~30cmの椅子が販売されています。

後ろに見物人がいるとしゃがんで撮影することになるので、腰かけできる椅子があれば楽に撮影ができます。

その他には虫除けスプレー、懐中電灯(スマートフォンの懐中電灯アプリでもいいと思います)なども準備しておくとよいでしょう。

花火撮影におすすめのカメラ(入門者向け)

入門者向けで、可動式液晶モニターがある花火撮影におすすめの機種をまとめてみました。

EOS Kiss X9キヤノン EOS KissX9(一眼レフ)

D5600ニコン D5600(一眼レフ)

Kiss Mキヤノン EOS KissM(ミラーレス一眼)

EOS M6キヤノン EOS M6(ミラーレス一眼)

PEN E-PL9オリンパス PEN E-PL9(ミラーレス一眼)
※リモートケーブル・ワイヤレスリモコンは非対応のため、花火撮影はスマホでの遠隔シャッターとなります

OM-D-E-M5-Mark-IIオリンパス OM-D E-M5 Mark II(ミラーレス一眼)

OM-D-E-M10-Mark-IIIオリンパス OM-D E-M10 Mark III(ミラーレス一眼)
※リモートケーブル・ワイヤレスリモコンは非対応のため、花火撮影はスマホでの遠隔シャッターとなります

こちらのページでは最新モデルのスペックを紹介しています

花火撮影をした体験談

man2

<36歳・男性>
買ったばかりのミラーレス一眼で花火を撮ってきました。花火撮影は先に準備することが重要ですね。次々に上がる花火に焦りましたが、1時間あるので楽しみながらすればいいと思います。
初めは失敗ばかりでしたが徐々にシャッターの長さで明るさが変わることやF値で明るさを調整することができました。また別の花火大会に行って撮影したい気分です。

man4

<62歳・男性>
花火撮影は10年振りくらいです。はじめはフレームにおさめるのが難しかったのですが、しばらく撮っているとコツがつかめてきました。
花火は変幻自在の光が撮れるので、知らない間にベストな1枚が撮れていたりして、こんなところも楽しみの一つです。パソコンで孫に綺麗な写真を送ってあげようと思います。

まとめ

  1. レンズはキットレンズでOK
  2. バルブモードを使う
  3. 露出はISO感度100、F8が基本
  4. ピントはMFで遠くの風景に合わせよう

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