ウッドフォードリザーブとは、ウッドフォード蒸溜所によって造られているバーボン・ウイスキーです。日本ではアサヒビールが販売を行っています。
アメリカのケンタッキー州に1812年に創設されたことが始まりであり、バーボン造酒で知られるケンタッキー州でも最古の歴史を誇ります。
名だたるバーボン造りたちが運営に協力してきたことでも知られており、今でも当地の大レース、ケンタッキーダービーのオフィシャル酒とされているほど人気があります。
長い間造酒を続け、禁酒法の時代も乗り越えましたが、第二次世界大戦後、所有会社の経営的な理由から、一度は閉鎖されてしまいます。
しかしその後復活し、伝統的なバーボンの良さが見直されてきたこともあり、今日の人気を取り戻したというわけですね。
もっともその背景には、単なる懐古趣味ではなく、確固として独特の古流を守る製法があります。
まず、発酵の際に用いるのは、扱いやすいステンレスではなく、数百年も前からあるような木桶です。より自然な形でお酒に刺激を加えていくのですね。
さらには極めてシンプルなポットスチルと呼ばれる蒸留器を使っての三回蒸溜です。
蒸留を繰り返すことによってクセを消しますが、器械が素朴なために「作用」が急激になり過ぎず、三度の蒸留をしても個性が消えないわけです。
使われる樽にしても、内側を焦がしてから、さらに強い火にかけるという独自の方法を用いています。
ウイスキーに限らず蒸留酒の風味は熟成樽の性質によって決まる部分がかなりあるため、あえて他にない「強い」樽に入れることで、多数蒸溜の弱みを補っているということですね。
こうした手間を徹底的に重ね、妥協をしない仕事を重ねているからこそ、変わらぬ風味と評判を得ています。
昔ながらの飲み方だけでなく、最近ではカクテルに活用する動きも見られ、ますます期待ができそうな雰囲気もある銘柄と言えます。
買取価格としては、「ダブルオーク」、「ライ」が1,500円ほどになっています。
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