ファミリアは、マツダが製造、発売していたコンパクトタイプの自動車です。マツダのコンパクトカーの代名詞的存在として長い間活躍してきました。
登場したのは、1963年。かつてオート3輪で実力を示した東洋工業（現在のマツダ）が、新たに小型自動車の領域でシェアを伸ばすべく、市場投入しました。
軽自動車の「キャロル」に次ぐ形で発売が開始されましたが、商用車タイプと乗用車タイプをフォローし、結果として極めて広い領域を担当できるようになりました。
日本の廉価なファミリーカーとして、名称に違わぬ評判を得ていきましたが、時代が進むにつれ、よりハイランクのスマートな洗練感も示すようになっていきます。
乗用車バージョンの最終型である9代目ファミリアに関して言えば、その外観は極めて滑らかかつ端正。海外の高級車にも比肩し得るほどの美しいボディラインです。
フロントから見ることができる「顔付き」も、実にスマートでバランスが良く、見る人に憧れを抱かせる、とても優れたルックスだと言えるでしょう。
内装は、たとえレース仕様に近いバージョンであっても、無駄に格好をつけるようなことはなく、シンプルさと明快さを極めて前面に打ち出しています。
だからこそ、長時間乗っていても疲れる心配は少なく、あるいはよりシビアなシチュエーションにおいても、余裕を持って対処していくことができますね。
ややハッチバックに近いと言えるような、スペースに配慮したデザインでもあるだけに、車内居住性もなかなか高く、同乗者の視点からも優れたレベルを誇っていますね。
搭載されているエンジンは、バージョンによって異なりますが、1.5lにして4気筒の、コンパクトカーとしてはなかなか充分なレベルがあると言えます。
もっとも、足回りやハンドリング、そして静粛性など、全方面に優れた点が含まれており、弱点がかなり少ない、穴の少ない有能さに真の魅力があります。
ロングセラーとなったバンと、ハイランクのレースカーのベースであるだけにフォローできる範囲も広く、使うほどに面白みが発見できる楽しさがあるとも言えます。
乗用車タイプに関して言えば、発売終了から時間が経過していますが、元々の知名度は抜群で実績もあるため、様々な目的から、根強い人気があります。
ファミリアの買取査定価格は最高22万円～最小1万円となっております。※お車の状態（年式、グレード、走行距離、色、装備）によって査定金額が大幅に変わる恐れがありますのであくまで参考程度にお願い致します。
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