アバロンは、トヨタが製造、発売しているセダン車です。
登場したのは、1994年。1992年に発売を終了した「クレシーダ」の後継にあたる車種で、米国のケンタッキー州で生産が開始されることとなりました。
国内には1995年に逆輸入の形で入ってくることとなりましたが、1999年には輸入を終了。以後は「プロナード」として輸入発売がなされることになっていきます。
ただ、国外でのセールスは順調に推移し、2000年にはオーストラリアでも発売が開始され、最新のバージョンは中国でも生産されるなど、国外での存在感が強い車です。
その外観は、最新の4代目アバロンに関して言えば、セダン車の伝統である箱型の趣きを保ちつつも、滑らかさと「動き」を前面に出した、活動的なボディラインですね。
フロントから見ることができる「顔付き」も、極めて鋭角的でありながらも先進的であり、特に若者を惹きつけられるような「ハンサム」ぶりを有しています。
内装は、単に実用的なだけにとどまらず、樹脂系素材の質感を巧みに利用した、何とも未来感に満ちたデザインであり雰囲気になっています。
パネル類や計器類も、視認性が高いのはもちろんのこと、かなりデジタリックな作りになっており、他の多くのハイグレードセダンとは異なる世界観を満喫できます。
シート類も技を尽くされた実用性の中に、インテリアとしての趣きを加えたハイレベルなもので、長時間の乗車でもまったく苦にならなりません。
搭載されたエンジンは、3.5lにして6気筒のハイパワーモデルを基本としていますが、ハイブリッドバージョンも存在し、燃費などによってのチョイスが可能です。
また、ハイブリッドバージョンでも、2.5lにして4気筒と、セダン車としては充分なエンジンを有していますので、ハイグレードセダンとして見劣りすることはありません。
足回りなどの基盤となる部分に関してもまったく不安がないなど、非常にレベルの高い車であり、今後も特に国際市場で高い評価を得ていくものと思われます。
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