A号 100円札
レア度
買取価格額面通り
素材
発行年度1946年

「A号券 100円札」は1946年(昭和21年)3月1日から1956年(昭和31年)6月5日までのおよそ10年間にわたって発行されていた紙幣です。

第二次世界大戦後に行われた各方面の改革の一つとして新円が発行されることになり、作られた紙幣です。

この時には強制的に国民の持つお金は銀行に預金され、発行高を抑えた形で新しい紙幣が発行されました。

ただ新円が発行されることが決まってから実際に発行されるまでにほとんど時間がなかったため、「い号券」で発行されていたものと全く同じデザイン・同じサイズのものが作られました。

しかし全てを同じにしてしまうと今度はこの2種類の見分けがつかなくなってしまうので配色だけ変更しました。

同時期には他の額面の紙幣もそれぞれ発行されましたが、この紙幣のみ図案の変更が行われませんでした。

また、A号券として発行された紙幣の中では唯一透かしがあることが特徴で、その透かしの位置も2種類のものが存在しています。

印刷局彦根工場で製造されたものだけが定位置に透かしを配置しているのに対し、それ以外の工場で製造されたものの透かしの位置は決まっていません。

この様に統一性のない貨幣だったため、偽札が多く発行されました。

「A号券 100円札」には1枚につきおよそ100円から200円の買取金額がついています。

1次から4次まである聖徳太子を図案とした紙幣の中で唯一現行の制度でも使用できる貨幣であり、その買取金額はほぼ額面であり、大きく上がることはありません。

ほぼ同様の図案を持っているものがあと3種類あるので使用する際や売却する際には専門家の鑑定を通じてどれが現在も使えて、どれが使えないのかを見極める必要があります。

『A号券 100円札』を損せず高額買取してもらう方法とは?

1,専門の古銭買取業者に査定してもらう

旧紙幣はプレミア価値のついた種類がたくさんあり、最近の紙幣でも紙幣番号によってはいい買取価格となります。

しかし金券ショップや一般のリサイクル店で買取りをすると希少価値の高さが判断できず、プレミア価値をつけてもらえない可能性があります。

旧紙幣は専門の古銭買取業者に査定してもらうのが一番です。

2,損をせずに売るなら2社以上で査定

希少価値の高い旧紙幣だったとしても、実際は買取業者によって査定額に差があります。

特に価値が高い紙幣の場合、業者によって倍以上の差が出ることも珍しくありません。損をしないためにも複数社の査定がおすすめです。

下記は、全国どこからでも買取可能な優良業者のみをランキング形式で比較しています。