A号 1円札
レア度
買取価格額面通り~少し高い
素材
発行年度1946年

「A号券 1円札」は1946年(昭和21年)3月19日から1958年(昭和33年)10月1日までのおよそ12年間にわたって発行されていた紙幣です。

紙幣のサイズは縦68ミリ、横が124ミリとなっており、表面には二宮尊徳の肖像画が描かれています。

終戦後間もない時代の日本経済はまさに混乱状態にあり、ハイパーインフレを引き起こしていました。

この時代を収束させるために政府は貨幣を一新することにしました。こうして政府はデザインを民間に任せたうえで各額面の紙幣を発行しました。こうして生まれた1円札が「A号 1円札」でした。

図案として採用されている二宮尊徳はその名前を「そんとく」と読まれがちですが、実際は「たかのり」と読みます。

彼は江戸時代に活躍した農学者です。彼が生まれたのは一般的な農家でした。しかし彼が幼年期の時に住んでいた地域に台風が直撃したことによって一帯は壊滅的な被害をこうむりました。

彼は14歳の時から自らの家の復興を開始し、これを成功させます。そのノウハウを地域内のほかの家に伝えていくことにより地域全体を救う事にもなりました。

彼の原動力は自らの生まれた地域を救いたいという気持ちであり、その一心で学問に非常に熱心に励んだとされています。そのことから彼の銅像が各地の小学校に建てられることになったのです。

現在、二宮尊徳は「二宮金次郎」という異名で多くの人々に知られていると言えるでしょう。

「A号券 1円札」には1枚につきおよそ30円から150円程度の買取金額がついています。

額面も低く、終戦後に発行されたものであることから相場は高いものとは言えません。

しかしながら古民家の倉などから何枚もまとまって発見されることもあるので、その場合にはまとめて専門業者に鑑定を依頼して売却すると良いでしょう。

『A号券 1円札』を損せず高額買取してもらう方法とは?

1,専門の古銭買取業者に査定してもらう

旧紙幣はプレミア価値のついた種類がたくさんあり、最近の紙幣でも紙幣番号によってはいい買取価格となります。

しかし金券ショップや一般のリサイクル店で買取りをすると希少価値の高さが判断できず、プレミア価値をつけてもらえない可能性があります。

旧紙幣は専門の古銭買取業者に査定してもらうのが一番です。

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希少価値の高い旧紙幣だったとしても、実際は買取業者によって査定額に差があります。

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