A号 議事堂10円札
レア度
買取価格額面通り~少し高い
素材
発行年度1946年

「A号券 議事堂10円札」は1946年(昭和21年)2月25日から1955年(昭和30年)4月1日までのおよそ9年間発行・流通していた紙幣です。

終戦後間もない時期に発行された貨幣であり、GHQの指導のもと発行された紙幣になっています。

サイズは縦が76ミリ、横が140ミリとなっており、表面には紙幣の名前にもなっている国会議事堂が描かれています。

この紙幣は日本の歴史上稀に見る数々の波紋を呼んだ紙幣でした。

まず、表面のデザイン全体を見るとまるで「米国」と漢字で表記されているように見える点が挙げられます。当時日本はアメリカの占領下にあったことからこのような表記になったのではないかという噂が流れていました。

また、国会議事堂の扉には日本にあまり馴染みのない十字架が描かれているという点は、アメリカで広く信仰されているキリスト教を示しているのではないかという疑いを持たれていました。

さらに国会議事堂の庭に当たる部分が沈没した戦艦大和を表しているなど、真偽を問わず様々な噂が流れました。

これらの噂は全て悪評であり、民衆からの評判はすこぶる悪い紙幣だったと言えるでしょう。このことは国会でも問題視され、議論されることもありました。

「A号券 議事堂10円札」には1枚につきおよそ100円から300円の買取金額がついています。

民間でデザインされ、その印刷も民間の業者で行われていました。また、透かしがないため偽札への対策が不十分だったことから偽札が大量に出回っています。

偽札だった場合には買取金額は高くても数十円にまで下がってしまいます。売却の前にお手持ちのものが本物かどうか調べてもらうと良いかと思います。

『A号券 議事堂10円札』を損せず高額買取してもらう方法とは?

1,専門の古銭買取業者に査定してもらう

旧紙幣はプレミア価値のついた種類がたくさんあり、最近の紙幣でも紙幣番号によってはいい買取価格となります。

しかし金券ショップや一般のリサイクル店で買取りをすると希少価値の高さが判断できず、プレミア価値をつけてもらえない可能性があります。

旧紙幣は専門の古銭買取業者に査定してもらうのが一番です。

2,損をせずに売るなら2社以上で査定

希少価値の高い旧紙幣だったとしても、実際は買取業者によって査定額に差があります。

特に価値が高い紙幣の場合、業者によって倍以上の差が出ることも珍しくありません。損をしないためにも複数社の査定がおすすめです。

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