A号券-日本銀行券-鳩10銭
レア度
買取価格額面通り~少し高い
素材
発行年度1947年

「A号券 鳩10銭」は1947年(昭和22年)9月5日から1953年(昭和28年)12月31日までのおよそ6年間にわたって発行されていた紙幣です。

戦時中に発行されていた10銭紙幣には八紘一宇塔が描かれていましたが、戦後に発行されたこの紙幣においては鳩が描かれるようになりました。

この図案の変更には日本の当時のスタンスを見て取ることができます。

八紘一宇とは世界を一つの家として考える思想であり、戦時中にはその一つの家が「日本国」であるという解釈がなされていました。

つまり日本を中心として世界は統一されるべきだという思想であり、この思想に従う形で日本は侵略戦争を引き起こしていました。

しかし太平洋戦争と第二次世界大戦という大きな戦いを経験した日本はこれらの歴史を繰り返さないために平和な国を作ろうとしました。

そんな時期に発行された10銭A号券の図案に採用されたのが「鳩」でした。鳩は平和の象徴として知られている鳥です。

このことから当時の日本が鳩に象徴される「平和な世界」を気付こうとしていたことを知ることができます。

「A号券 鳩10銭」には1枚につきおよそ30円から50円の買取金額がついています。

販売価格も新品のもので200円程度の金額しかないため、その買取金額は非常に低いものになっています。

また、同時期に発行されている5銭紙幣よりもその相場が低めに設定されており、額面が高いものであるにもかかわらず低いものの方が高値で売却できるという不思議な状況を作り出しています。

もし見本紙幣を発見することができればこちらは希少価値が非常に高く、数千円から10,000円程度の値段がつくことが期待できるでしょう。

『A号券 鳩10銭』を損せず高額買取してもらう方法とは?

1,専門の古銭買取業者に査定してもらう

旧紙幣はプレミア価値のついた種類がたくさんあり、最近の紙幣でも紙幣番号によってはいい買取価格となります。

しかし金券ショップや一般のリサイクル店で買取りをすると希少価値の高さが判断できず、プレミア価値をつけてもらえない可能性があります。

旧紙幣は専門の古銭買取業者に査定してもらうのが一番です。

2,損をせずに売るなら2社以上で査定

希少価値の高い旧紙幣だったとしても、実際は買取業者によって査定額に差があります。

特に価値が高い紙幣の場合、業者によって倍以上の差が出ることも珍しくありません。損をしないためにも複数社の査定がおすすめです。

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