1銭青銅貨(稲)
レア度
買取価格普通
素材銅95/錫4/亜鉛1
鋳造年1898年

「1銭青銅貨(稲)」は1898年(明治31年)から1915年(大正4年)のおよそ17年間にわたって発行されていた青銅貨です。

日本国内で初めて発行された青銅貨として知られており、同時に同じデザインを持つ5銭白銅貨が発行されました。

表面の周りには稲が配置されており、その中心には額面である「一銭」という文字が書かれています。

コインの直径は27.87ミリ、量目は7.13グラムとなっています。特筆すべきはその直径の大きさであり、当時発行されていたものの中でも大型の貨幣でした。

その大きさゆえに一般人が使うには大きすぎて不便と言われてしまい、小さい貨幣が後に発行されることとなりました。

このコインが発行されている時代、日本とロシアは戦争状態になりました。この戦争は日露戦争と呼ばれており、日本はこの戦いに勝利しました。

日清戦争の時には莫大な賠償金を獲得した日本でしたが、日露戦争では賠償金をとることができませんでした。

このことは国民にも大きな不満だったとされており、日比谷でポーツマス条約の調印に反対する焼き討ち事件が起こりました。

「1銭青銅貨(稲)」には1枚につきおよそ100円から2,000円の買取金額がついています。

大正時代に発行されたものよりも明治30年代に発行されたものの方が高めの買取金額が設定されており、およそ2倍ほどの差があります。

この様な金額の差が出るのは発行枚数に開きがあるからで、特に明治33年銘のものと、明治35年銘のものはそれぞれ約30万枚、40万枚と少ない発行枚数になるので美品で2,000円程度、完全未使用なら20,000円ほどになります。

一方で大正時代に入るといずれの年度も1000万枚以上の発行枚数があります。

『1銭青銅貨(稲)』を損せず高額買取してもらう方法とは?

1,正確に鑑定できる古銭買取業者

近代銭(銀貨・銅銭等)は様々な種類が発行され、それぞれの製造年度によっても価値が変わります。

そのため一般の中古買取店では価値の高さを鑑定できず、査定額が安くなってしまう可能性があります。

古銭買取業者で正確に鑑定してもらうことで、高額買取りしてくれます。

2,高く売るコツは2社以上で査定

近代銭(銀貨・銅銭等)の買取価格は業者によって差が出ることがあります。

価値の高い硬貨や枚数が多いと金額差はさらに大きく、1万円以上の差が出ることも十分あり得ます。

そのため2社以上の買取業者で査定額を確認することが、高額買取りのコツになります。

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