レア度 | ☆☆ |
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買取価格 | 少し高い~高い |
素材 | 金91.7% |
鋳造年 | 1942年 |
「トルコ 100クルス金貨」は1940年代から1970年代にかけてトルコで発行された金貨です。
図案にはトルコ共和国の初代大統領となったムスタファ・ケマル・アタテュルクの横顔の肖像画が採用されています。
図案に採用されたアタテュルクは1923年10月29日から1938年11月10日にトルコ共和国の初代大統領を務めた人物です。
彼は大統領になってすぐ当時イスラムの影響を強く受けていたトルコの脱イスラム化を図りました。
この時に宗教学校を廃校にしたりしています。しかしイスラム教の宗教指導者であるシェイフ・サイードの反乱や自らが暗殺されそうになった事件をきっかけとして強硬政策へとシフトチェンジしていきました。
それまでは穏健野党の育成を試みていた彼でしたが、彼に反対する人間を一気に逮捕、排除を行います。これにより実質的な一党独裁体制を樹立しました。
その後のアタテュルクは反対勢力がいないのをいいことに一気に国内の改革を断行します。
当時憲法で「国教はイスラム教である」と定めていましたがこの条文を削除します。また、アラビア文字を廃止、ラテン文字への移行を進めるなど文化面での改革も行いました。
これらの政策によりトルコの脱イスラム化が完成したと言えるでしょう。
「トルコ 100クルス金貨」には1枚につきおよそ10,000円から20,000円の買取金額がついています。
発行期間の長さからそのぶん発行枚数も多くなっており、1枚1枚の価値はそこまで高くはありません。
インターネットオークションで売却した場合、美品でなおかつ運が良ければ30,000円以上での取引も見られるため、もし綺麗な状態をお持ちの場合には選択肢の一つに入れてみてもよいかもしれません。
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