6400レイス金貨 マリア1世・ペドロ3世
レア度☆☆☆☆
買取価格高い~非常に高い
素材金91.7%
発行年度1778年

「6400レイス金貨 マリア1世・ペドロ3世」は、1780年にポルトガルで発行された金貨です。

表面はブラジル(ポルトガル領)女王マリア1世とペドロ3世の2人の横顔肖像、裏面は紋章がデザインされています。品位は、金917、重さ14.34g。発行343.000枚。

マリア1世は叔父のペドロ3世と26歳で結婚し、1777年に夫と共にポルトガル女王として即位ししました。10年後にペドロ3世が亡くなると、うつ病を発症してしまいます。

次第に病は重くなり、国を統治できる状態ではなくなっていました。その間の国内外の状況は、ナポレオンのポルトガル侵入やフランス、スペイン軍に侵略されるという危機を迎えます。

病に伏すマリア1世や王家の人々はからがらブラジルへ亡命し、1817年に仮の首都をブラジル王国としてつくりました。その翌年、マリア1世は81歳で亡くなっています。

ポルトガルは、16世紀の大航海時代にスペインと同君連合を築き、南米のブラジルやメキシコ、ペルーなどを支配していました。その金山や銀山が本国に莫大な富をもたらしたのをはじめ、豪華なバロック建築や当時の芸術品の中にも残されています。

「6400レイス金貨 マリア1世・ペドロ3世」の買取金額は50,000円くらいになります。

この他、1732年頃の「ポルトガル王・ホアン5世の金貨」など珍しいものです。どちらも植民地ブラジルで300年以上前に発行されたものです。

同じ年代のものでも、ポルトガル本国で鋳造されたものもあり値段も違ったり、初心者にはどちらが価値があるのか判断は難しいですね。

買い取り希望や購入を考えている方は、ぜひ専門的な知識のある鑑定士に相談してみてください。

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