レア度 | ☆☆☆☆☆ |
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買取価格 | 非常に高い |
素材 | 銀92.5% |
発行年度 | 1812年 |
「イギリス クラウン銀貨 ジョージ4世」は、1821年イギリス・ハノーヴァー朝時代に発行されました。
表面は、国王のジヨージ4世の横顔肖像、裏面はセントジョージの龍退治です。品位は、銀925、重さ約28g、直径約38mm。
ハノーヴァー朝は、1714年から1901年まで続いたイギリス王朝です。グレートブリテンとアイルランド連合王国を統合して、1882年に父ジョージ3世のあとを継いで国王に即位したのがジョージ4世です。
しかし、ジョージ4世は放蕩三昧で浪費家、政治に無関心という悪名高い国王でした。在位期間も約10年と、王室の歴史の中では影の薄い存在です。
コインで見るかぎり、ジョージ4世の肖像は威厳ある雰囲気が漂っています。
頭に月桂樹の冠をつけ、髪の毛は一本一本細やかで、目鼻立ちのはっきりした顔、ふくよかなほほや顎、首周りもたっぷりとして、リアルに彫刻されているのに不思議さを感じます。
発行当初はあまり人気がなかったそうですが、今ではこの威厳と立体感のある彫りがコレクターの間でとても人気があります。作者は、彫刻家のピストルッチ・ベネデットです。
裏面の聖ゲルギオスの龍退治も彼の作で、これ以降、イギリスの貨幣の裏面は龍退治が200年も受け継がれています。さすが伝統を重んじるイギリスならではですね。
買取金額はその希少性から、美品であれば100,000円くらいで買い取ってもらえそうですが、市場の変化や保管状態、鑑定書の評価などさまざまな要件を加味すると、数十万円になることもあります。
特に、今回のようなアンティークの場合はなおさら、慌てて手放して損をしないよう一度しっかりとした鑑定士に見てもらうといいですね。
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