レア度 | ☆☆☆ |
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買取価格 | 少し高い~高い |
素材 | 金 |
鋳造年 | 1981年 |
「70年記念 蒋介石 Chiang Kai-shek 1000元金貨 1981年」は1981年に中国発行された金貨です。量目は15.6グラムとなっています。
金貨の表面には中華民国を統一した蒋介石の肖像画が、裏面には中華民国の国旗がそれぞれ描かれています。
蒋介石は孫文の起こした辛亥革命の後継者となり、中華民国を統一した人物です。
孫文が起こした革命は失敗に終わり、この当時の中国には蒋介石が率いる国民政府と、張作霖率いる北京政府の2つが存在していました。
1つの国に2種類の政府は必要がないと考えた蒋介石は北京政府を倒すために北伐を行いました。
国民政府はこの戦いに勝利し、北京政府の中心人物であった張作霖を追放し、ついに中国の統一に成功しました。
一方でこの戦いに敗れた張作霖は北京から奉天に戻る鉄道が爆破されたことによってなくなりました。実はこの事件は日本軍が起こしたものであり、この事件以降日本の満州支配が本格的なものになっていきました。
以上のように、蒋介石が中華民国を統一した時代には、中国内部の内乱だけではなくそこには日本軍の思惑も絡んで国内情勢は複雑化していきました。
日本軍は北伐に対して不干渉を決めていましたが、国民政府が日本人の居留地を襲ったことによって日本軍はこれを迎え撃つ形で対抗しました。
これにより蒋介石は「北伐を邪魔された」という感情を抱き、日本と衝突する考えを示したと言われています。
「70年記念 蒋介石 Chiang Kai-shek 1000元金貨 1981年」には1枚につきおよそ15,000円から25,000円の買取金額がついています。
発行されてからまだ30年ほどしかたっていないので買取金額のほうはそこまで上がっていない金貨と言えるでしょう。
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