【50銭銀貨（龍）】の買取価格、相場と詳細について

「50銭銀貨（龍）」は1873年(明治6年)から1885年(明治18年)までのおよそ12年間発行されていた銀貨です。

明治6年に新貨条例が改正されたことによってふたたび新しい50銭銀貨が作られました。

量目は従来のものよりもほんの少しだけ軽くなり、13.478グラムとなり、全部で4,138,844枚発行されました。

図案に大きな変更も見られず、表面には龍が飛んでいる勇ましい姿が描かれています。

しかし表面に書かれている額面の表記には多少の変化があり、それまでは「五十銭」と書かれていたものが「50SEN」に変更されました。これは日本の欧米化が進んだことを示していると言えるでしょう。

この貨幣からは刻印の材質も同時に変更されており、それまでの硬貨のように不明瞭な印刷になることはほとんどなくなりました。
ちょうどイギリスから最新の印刷機が導入されたことも原因の一つと言えます。

この貨幣が発行された明治6年当時、明治政府は朝鮮との国交についての議論が巻き起こっていました。

薩摩藩のリーダーであった西郷隆盛は朝鮮を武力で征服すべきであるという持論（征韓論）を展開しましたが、明治政府はこれを却下したため、西郷隆盛は辞職してしまいました。

「50銭銀貨（龍）」には1枚につきおよそ1,000円から15,000円程度の買取金額がついています。

発行された年度によっても買取金額は変わりますが、それ以上に銀貨の状態によって大きく金額が左右します。完全に未使用のものであれば10,000円近くになる可能性もあります。

また、「年」という字の横棒の中で最も長いものが他の硬貨よりも長い特殊な種類になるとこの銀貨の中では最も高額になります。

一見しただけでは見分けるのは厳しいのでその道のプロに見てもらうと良いかと思います。

『50銭銀貨（龍）』を損せず高額買取してもらう方法とは？

近代銭（銀貨・銅銭等）は様々な種類が発行され、それぞれの製造年度によっても価値が変わります。

そのため一般の中古買取店では価値の高さを鑑定できず、査定額が安くなってしまう可能性があります。

古銭買取業者で正確に鑑定してもらうことで、高額買取りしてくれます。

近代銭（銀貨・銅銭等）の買取価格は業者によって差が出ることがあります。

価値の高い硬貨や枚数が多いと金額差はさらに大きく、1万円以上の差が出ることも十分あり得ます。

そのため2社以上の買取業者で査定額を確認することが、高額買取りのコツになります。

下記は、全国どこからでも買取可能な優良業者のみをランキング形式で比較しています。