50円ニッケル貨幣(菊)(無孔)
レア度
買取価格額面以下
素材ニッケル
鋳造年1955年

「50円ニッケル貨幣(菊)(無孔)」は1955年(昭和30年)から1958年(昭和33年)までのおよそ3年間にわたって発行されていた50円貨幣です。その直径は25ミリであり、量目は5.5グラムとなっています。

戦後になってから硬貨の図案を一般から公募する事が増えてきており、この貨幣についても図案は一般公募によって決まりました。

応募期間は3か月と短かったものの合計で3000点以上の応募が殺到し、その中から林由男さん(表面)と山野内孝夫さん(裏面)がデザインしたものが採用されました。

現在の広く流通している50円玉と違って穴が開いていないことが大きな特徴です。

しかしこの硬貨は少し遅れて発行された100円の額面を持つ硬貨とデザインがよく似ているため見分けがつきにくいという問題点をはらんでいました。

デザインが似ていたのは偶然とはいえ、サイズもほぼ同じで最高額面を表すギザギザが施されている点でも共通していました。

この貨幣が発行されている期間は神武景気という好景気が発生していました。背景としては朝鮮戦争により需要が拡大した事があり、日本の経済は戦前の水準を上回るまでに回復しました。

このことから「もはや戦後ではない」という言葉が経済白書の中で記載されました。

さらに好景気によって人々の生活にも変化が生まれ、洗濯機、白黒テレビ、冷蔵庫が多くの家庭に置かれるようになりました。これらの品々は後に「三種の神器」と呼ばれるようになります。

「50円ニッケル貨幣(菊)(無孔)」には1枚につきおよそ50円から100円の買取金額がついています。

買取金額はほぼ額面通りであり、穴が開いていないためエラー貨幣もほとんど見られません。

『50円ニッケル貨幣(菊)(無孔)』を損せず高額買取してもらう方法とは?

1,正確に鑑定できる古銭買取業者

近代銭(銀貨・銅銭等)は様々な種類が発行され、それぞれの製造年度によっても価値が変わります。

そのため一般の中古買取店では価値の高さを鑑定できず、査定額が安くなってしまう可能性があります。

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