レア度 | ☆☆ |
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買取価格 | 少し高い~高い |
素材 | 銀80/銅20 |
鋳造年 | 1872年 |
「5銭銀貨(大字)」は1872年(明治5年)から発行されていた銀貨です。品位は明治時代の初期に発行された他の銀貨と同様に銀が80%、銅が20%となっています。
明治5年から発行されたものでありながら銀貨に記載されているのは「明治4年」となっています。
5銭銀貨はこの銀貨が発行される前年から発行されており、そちらの図案には旭日竜が用いられていました。
しかし硬貨の表面に複雑なデザインの旭日竜を1枚1枚に打ち込んでいくのは当時の技術では難しく、明治5年に改正補助貨幣が発行されることが決まってから図案が一新されました。
したがって、改正補助貨幣であるこの銀貨の図案は非常にシンプルな、額面の「5銭」という文字が大きく書かれているだけのものになりました。
最終的には4,138,844枚発行されましたが、明治6年に再び改正貨幣が発行されることになってしまい、実質的な発行期間は1年未満となりました。
明治時代の初期には貨幣面でなく、欧米に倣って近代化が行われました。すでに外国との貿易が始まっていたので外国の食文化や服飾文化が入ってきており、日本人の生活の中にも少しずつ組み込まれていきました。
「5銭銀貨(大字)」には1枚につきおよそ2,000円から5,000円の買取金額がついています。
同じ銀貨の中でも発行された時期によって相場が変動するコインであり、明治4年の前期に発行されたものの方が後期のものに比べて高めに設定されています。前期のほうがおよそ1.5倍ほど高くつく傾向があります。
前期に発行されたものなのか、後期に発行されたものなのかを見分けるのはプロでないと難しいので売却する前に鑑定士に見てもらうと良いでしょう。
『5銭銀貨(大字)』を損せず高額買取してもらう方法とは?
1,正確に鑑定できる古銭買取業者
近代銭(銀貨・銅銭等)は様々な種類が発行され、それぞれの製造年度によっても価値が変わります。
そのため一般の中古買取店では価値の高さを鑑定できず、査定額が安くなってしまう可能性があります。
古銭買取業者で正確に鑑定してもらうことで、高額買取りしてくれます。
2,高く売るコツは2社以上で査定
近代銭(銀貨・銅銭等)の買取価格は業者によって差が出ることがあります。
価値の高い硬貨や枚数が多いと金額差はさらに大きく、1万円以上の差が出ることも十分あり得ます。
そのため2社以上の買取業者で査定額を確認することが、高額買取りのコツになります。
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