5銭白銅貨(稲)
レア度☆☆
買取価格少し高い
素材銅75/ニッケル25
鋳造年1897年

「5銭白銅貨(稲)」は1897(明治30)年から1915(大正4)年までのおよそ18年間発行されていた貨幣です。

このコインの直径は20.606ミリ、量目は4.665グラムとなっています。

1897年まで発行されていた5銭白銅貨は明治時代に発行されたものにしては珍しく非常にシンプルなデザインを採用したことによって人気を博していました。

しかしシンプルなデザインであったゆえに偽造が横行したため、図案を少し複雑化したものが発行されることとなりました。こうして誕生したのが「稲」を図案とした白銅貨です。

この白銅貨が発行された当時はちょうど日清戦争に勝利した直後であり、日本は中国から現在の価値にして3億円以上の賠償金を得ました。

日本はそれまでも金本位制への移行を目指していましたが金はその入手が困難であるゆえにそれまでの日本では移行が出来ていない状況にありました。

しかし賠償金を得たことによって大量の金を用意することができるようになったため日本は本格的に金本位制への移行を行いました。これによって日本国内でも紙幣は金と交換する事が可能になりました。

「5銭白銅貨(稲)」の多くには1枚につき数百円の買取金額がついています。発行枚数も少なくないのでそこまで高い金額は付きにくいですが、明治30年代に発行されたものについては希少価値が高いものが存在します。

特に明治36年銘のものは10,000円から30,000円程度になる可能性があります。

さらに明治39年銘のものはさらに高額で取引されたこともあり、オークションでは未使用品が100万円以上で落札されたことがあります。

他にも年代によって細かくその買取金額は分かれているので売却するならば必ず専門の業者に鑑定してもらいたい1枚です。

『5銭白銅貨(稲)』を損せず高額買取してもらう方法とは?

1,正確に鑑定できる古銭買取業者

近代銭(銀貨・銅銭等)は様々な種類が発行され、それぞれの製造年度によっても価値が変わります。

そのため一般の中古買取店では価値の高さを鑑定できず、査定額が安くなってしまう可能性があります。

古銭買取業者で正確に鑑定してもらうことで、高額買取りしてくれます。

2,高く売るコツは2社以上で査定

近代銭(銀貨・銅銭等)の買取価格は業者によって差が出ることがあります。

価値の高い硬貨や枚数が多いと金額差はさらに大きく、1万円以上の差が出ることも十分あり得ます。

そのため2社以上の買取業者で査定額を確認することが、高額買取りのコツになります。

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