レア度 | ☆ |
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買取価格 | 額面通り~少し高い |
素材 | 銅75/ニッケル25 |
鋳造年 | 1917年 |
「5銭白銅貨幣(大型)」は1917年(大正6年)から1920年(大正9年)までのおよそ3年間にわたって発行されていた貨幣です。
「大型」という名前がついていますが実はこれの以前に発行されていた5銭貨幣と直径は変わらず20.6ミリであり、量目は減らされた結果4.28グラムとなりました。
5銭白銅貨はそれまで菊やイネといったシンプルなデザインをいずれも採用していたため、偽物が多く出回る結果を招いてしまいました。これに対して新たな偽造対策をしたうえで発行されたのがこの貨幣です。
その最大の特徴はこの時代のものにしては珍しく「穴が開いている」という点です。これこそが偽造対策として施された工夫でした。
その表面には菊の紋章とともに桐が描かれています。
この白銅貨が発行されたのは第一次世界大戦後であり、世界は軍縮の流れをたどっていました。第一次世界大戦ではその戦火が世界中に広がった結果、多くの犠牲者を出してしまいました。
その反省を生かしてのことです。また、このような戦争を二度と引き起こさないようにしようというねらいを込めて国際連盟が設立されました。しかしこれを提唱したアメリカは議会の反対を受けてこれに参加することはありませんでした。
「5銭白銅貨幣(大型)」には1枚につきおよそ100円から1,000円程度の買取金額が付いています。
あまり流通しなかったことから状態が劣化しているものが少なく、美品で発見されやすい1枚です。そのため、硬貨の状態によって買取金額が変動することはほとんどありません。
しかし年銘による変化はあり、特に大正6年銘のものと大正7年銘のものは1,000円以上の買取金額が付くことが多くなっています。
『5銭白銅貨幣(大型)』を損せず高額買取してもらう方法とは?
1,正確に鑑定できる古銭買取業者
近代銭(銀貨・銅銭等)は様々な種類が発行され、それぞれの製造年度によっても価値が変わります。
そのため一般の中古買取店では価値の高さを鑑定できず、査定額が安くなってしまう可能性があります。
古銭買取業者で正確に鑑定してもらうことで、高額買取りしてくれます。
2,高く売るコツは2社以上で査定
近代銭(銀貨・銅銭等)の買取価格は業者によって差が出ることがあります。
価値の高い硬貨や枚数が多いと金額差はさらに大きく、1万円以上の差が出ることも十分あり得ます。
そのため2社以上の買取業者で査定額を確認することが、高額買取りのコツになります。
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