10円洋銀貨(茶)
レア度☆☆☆☆
買取価格非常に高い
素材銅55~60%/ニッケル16~18%/亜鉛29~22%
鋳造年1950年

「10円洋銀貨(茶)」は1950年(昭和25年)から1951年(昭和26年)までのおよそ1年間のみ発行された10円銀貨です。

第二次世界大戦後の1950年くらいになってくると戦後の深刻なインフレーションもようやく沈静化の動きを見せており、この機に乗じて新しい10円貨幣を発行することになりました。

当時の日本政府は少しでも高品質のもので、なおかつ世界的に類を見ないものにしたいという思惑からニッケルを用いた洋銀貨を製作することに決めました。

品位は銅が55%から60%、ニッケルが16%から18%、亜鉛が22%から29%となっています。

こうして1950年3月から製造が開始され、3か月で7億枚が作られました。しかし作られたからといってすぐに流通させることはありませんでした。

それは当時すでに流通している10円貨幣の数が製造済みの10円洋銀貨の数を大きく上回っていたからで、数が同じくらいになってから一斉に発行するという計画を立てていました。

しかし1950年の6月になると朝鮮半島で朝鮮戦争が勃発し、事態は急展開を迎えます。戦争によって軍で用いる金属の需要が急激に上昇し、ニッケルの価格も高騰しました。

日本国内でもそれに伴って「ニッケル使用制限規則」が制定されたため、政府は泣く泣く10円洋銀貨の製造を打ち切ることにしました。

こうしてこの洋銀貨はその大部分が流通することなくお蔵入りとなったのです。

「10円洋銀貨(茶)」には1枚につきおよそ10万円から30万円の買取金額がついています。

そのほとんどが発行されなかった関係上、非常に希少価値が高く、少なくとも10万円以上の買取金額をのぞめるでしょう。

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1,正確に鑑定できる古銭買取業者

近代銭(銀貨・銅銭等)は様々な種類が発行され、それぞれの製造年度によっても価値が変わります。

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