レア度 | ☆☆☆☆☆ |
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買取価格 | 非常に高い~お宝級 |
素材 | 銀80% |
発行年度 | 1601年 |
「慶長丁銀」は1601年(慶長6年)から1695年(元禄8年)の期間に鋳造・発行されていた丁銀です。
この貨幣の品位は銀800:その他200であり、銀の含有量が多かったことが分かります。この貨幣は大きく「古鋳」、「前期」、「後期」の3つに分けることができます。
古鋳のものと前期のものの2種類は後期のものに比べると薄手であり、高貴のものには逆に厚みがあります。
また、表面に書かれている文字の太さや大きさにも違いがみられ、古鋳は文字が比較的細くて小さくなっています。
それに対して前期と後期のものは文字が大きめであり、太くなっているのが特徴と言えるでしょう。
金で出来た小判が主に江戸で流通したのに対して銀で出来ている慶長丁銀は主に大阪で流通しました。
江戸時代初期から中期にかけては大阪と江戸で用いられている貨幣の種類が異なっていました。この貨幣が大阪で受け入れられたのには商人が背景にありました。
金は計数貨幣であるのに対して銀は秤量貨幣であり、室町時代まで大阪の商人は広く秤量貨幣を使用していました。
そのため、価値が今までと変わってしまう小判は西日本では受け入れられず、それまでと同様に取引のできる銀貨幣のほうが受け入れられました。
また、原料となる銀を産出する銀山の多くが西日本に分布していたことも無関係ではありません。その代表としては石見銀山が挙げられます。
「慶長丁銀」には1枚につきおよそ400,000円から3,000,000円の買取金額がついています。基本的には鋳造された時期が古ければ古いほどその買取金額も高くなる傾向にあります。
時代による分類だけでなく極印の数による分類も存在し、12面大黒丁銀と呼ばれるものであれば数百万円の価値があります。
『慶長丁銀』を損せず高額買取してもらう方法とは?
1,経験豊富な古銭専門鑑定士に見てもらう
穴銭・丁銀・豆板銀は種類が多く、またわずかの違いでプレミア価値がつくなど、鑑定には高い鑑定力が必要となります。
そのため一般の中古買取店では正確な鑑定は困難です。高額になるレア穴銭であっても、数百円などで買取りされる可能性があります。
経験豊富な古銭専門鑑定士に見てもらうことが重要となります。
2,損をしない買取りのコツは2社以上で査定
買取価格はどの業者でも同じ査定額というわけではなく、価格は差があることが多いです。
例えば、一つの穴銭をプレミア古銭と判定しても、A社では20,000円、B社では40,000円と倍になることも珍しくありません。
そのため複数社で鑑定してもらうことが損をしないコツになります。
下記は、全国どこからでも買取可能な優良業者のみをランキング形式で比較しています。