10銭白銅貨幣
レア度
買取価格額面通り~少し高い
素材銅75/ニッケル25
鋳造年1920年

「10銭白銅貨幣」は1920年(大正9年)から1932年(昭和7年)までのおよそ12年間発行されていた白銅貨です。

その直径は22.1ミリ、量目は3.75グラムとなっています。これ以前にも10銭の額面を持つ硬貨が発行されていましたが、それに比べると直径は大きめになっており、その量目も重くなっています。

素材は銅に加えて比較的安価なニッケルで出来ているため、従来の硬貨よりは金属そのものの価値は落ちています。

この貨幣が発行されている期間は大正時代であり、「大正デモクラシー」の風潮がありました。

この時代になると国民の選挙によって選ばれた衆議院議員が初めて内閣総理大臣に選ばれるようになりました。

それまでの日本の政治は明治維新に貢献した人物だけが実権を握る藩閥政治を行っていました。大正時代に入り藩閥政治から政党政治に変わったことによって民意を反映するに至ったと言えるでしょう。

しかし硬貨の発行が終了される1930年代に入るとだんだんと軍部の力が強くなってきており、当時の総理大臣が陸軍将校によって暗殺される事件が起こります。

これによって日本の政党政治は終了し、日本は軍の意向に従って戦争に邁進していくことになりました。

「10銭白銅貨幣」には1枚につきおよそ数円から1,000円の買取金額がついています。特に大正12年だけでもおよそ2億枚発行されており、その買取金額は非常に安く設定されています。

ただ大正9年に発行されたものは500万枚と比較的少ないため、美品なら1,000円程度の金額になる可能性があります。

総じて数十円の価値があるものがほとんどになるので売却の際にはまとめて売りに行くことで少しでも買取金額アップを狙いたい硬貨です。

『10銭白銅貨幣』を損せず高額買取してもらう方法とは?

1,正確に鑑定できる古銭買取業者

近代銭(銀貨・銅銭等)は様々な種類が発行され、それぞれの製造年度によっても価値が変わります。

そのため一般の中古買取店では価値の高さを鑑定できず、査定額が安くなってしまう可能性があります。

古銭買取業者で正確に鑑定してもらうことで、高額買取りしてくれます。

2,高く売るコツは2社以上で査定

近代銭(銀貨・銅銭等)の買取価格は業者によって差が出ることがあります。

価値の高い硬貨や枚数が多いと金額差はさらに大きく、1万円以上の差が出ることも十分あり得ます。

そのため2社以上の買取業者で査定額を確認することが、高額買取りのコツになります。

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