10銭アルミニウム青銅貨
レア度
買取価格額面通り~少し高い
素材銅95/アルミニウム5
鋳造年1938年

「10銭アルミニウム青銅貨」は1938年(昭和13年)から1940年(昭和15年)までのおよそ2年間発行されていた青銅貨です。

1937年に日中戦争がはじまると軍事的に用途のあるニッケル貨の発行は中止され、アルミを主な原料とする青銅貨が発行されることとなりました。
量目な4.0グラムとやや軽量の硬貨となっています。

この青銅貨が発行されている期間には「国家総動員法」が制定されました。

この法律は日本が戦争において総力戦を行うために様々な制限をするという内容のものであり、この法律の下でさらに細かい法律が制定されていきました。

国民全員で戦争状態を維持するという名目でサービス業などに従事する人々を強制的に軍需産業に転職させました。これは戦時中に男性が戦争に駆り出され、軍需産業で人員不足が起こったためです。

その他にも教育面でもそれまでの教育とは違った形で制限がかけられることになりました。それまで小学校と呼ばれていたものは「国民学校」と名前を変え、その中では特に集団行動を重視した授業が展開されました。

国民学校においては個人主義は徹底的に排除された教育が施されていました。

さらには表現の自由も大きく制限され、政府に都合の悪い報道をすることは禁じられるようになりました。

「10銭アルミニウム青銅貨」には1枚につきおよそ100円程度、高いもので800円の買取金額がついています。

まるで金貨のような見た目をしていますが材質が銀ではないためにその買取金額は高くはありません。

昭和15年の途中で発行が中止されたため発行枚数が少なくなっています。この年度のものを持っているならば比較的高めの相場がつくことが期待できるでしょう。

『10銭アルミニウム青銅貨』を損せず高額買取してもらう方法とは?

1,正確に鑑定できる古銭買取業者

近代銭(銀貨・銅銭等)は様々な種類が発行され、それぞれの製造年度によっても価値が変わります。

そのため一般の中古買取店では価値の高さを鑑定できず、査定額が安くなってしまう可能性があります。

古銭買取業者で正確に鑑定してもらうことで、高額買取りしてくれます。

2,高く売るコツは2社以上で査定

近代銭(銀貨・銅銭等)の買取価格は業者によって差が出ることがあります。

価値の高い硬貨や枚数が多いと金額差はさらに大きく、1万円以上の差が出ることも十分あり得ます。

そのため2社以上の買取業者で査定額を確認することが、高額買取りのコツになります。

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